国立研究開発法人理化学研究所
革新的な中性子発生装置、安全性と効率性を兼ね備えた革新的技術

国立研究開発法人理化学研究所
革新的な中性子発生装置、安全性と効率性を兼ね備えた革新的技術
本発明は、中性子発生源とその中性子発生装置に関する。近年、大規模な施設では、低エネルギーの中性子線を照射し核反応を引き起こす方法が用いられてきた。特に、陽子ビームをBeまたはLiなどのターゲットへ照射することで、中性子線を発生させる方法が一般的である。しかし、これらの方法は、短時間でターゲットが破壊されるという課題があった。これは、照射された陽子がターゲット材料内に留まり、水素脆化のメカニズムによりブリスタリング(Blistering)と呼ばれる現象が起きるためである。これに対し、本特許では、水素脆化を防止し、安定した中性子源を維持するための新たな中性子線発生装置が提案されている。
つまりは、本特許は、エネルギー効率の高い中性子線の発生方法を提供する中性子発生装置に関する。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療技術エネルギー宇宙開発
- 放射線治療の安全性向上
- エネルギー産業への応用
- 宇宙開発への貢献
本特許の中性子発生装置は、放射線治療における安全性を向上させる可能性がある。低エネルギーの中性子線を使用することで、患者への放射線被ばく量を最小限に抑えつつ効果的な治療を行うことが可能となる。
本発明のエネルギー効率の高い中性子線発生装置は、エネルギー産業においても有用である。原子力発電所などで使用される中性子線の生成において、本装置を使用することで、より効率的かつ安全なエネルギー供給が可能となる。
本発明の中性子発生装置は、宇宙開発においても応用の可能性がある。宇宙空間での放射線環境は地球上とは大きく異なり、安全に宇宙船を運用するためには効率的な放射線シールドが必要となる。本装置を使用することで、効率的な中性子線の生成と適切なシールドが可能となる。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-503524 |
発明の名称 | 中性子発生源および当該中性子発生源の製造方法、中性子発生装置 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
公開番号 | WO2013/133342 |
登録番号 | 特許第0005888760号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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