国立研究開発法人物質・材料研究機構
高効率で広帯域の電磁波を吸収・四射する新素材

国立研究開発法人物質・材料研究機構
高効率で広帯域の電磁波を吸収・四射する新素材
本特許は、一様な連続面である第一の導電体表面に誘電体層を形成し、その表面に複数の球を単層配列させることで、誘電体層の表面に導電体を堆積する新たな製造方法を提案しています。この方法では、複数の球をマスクとして使用し、それらの球を除去することで、孔を有する孔付き導電体層を形成します。さらに、複数の球のサイズを一様に縮小する手法や、その縮小を反応性エッチングによって行う方法、そして球を液体表面に浮かせて誘電体層の表面に転写する手法も提案しています。また、複数の球はポリスチレン球であり、互いに同じサイズであること、そして孔付き導電体層及び第一の導電体表面の少なくとも一つが高耐熱材料であることが特徴となっています。これにより、紫外から遠赤外帯域の所望の波長の電磁波を選択的かつ高効率で吸収または四射することが可能になります。
つまりは、簡単な構造で高い電磁波吸収と四射性能を実現する積層構造を有する電磁波吸収及び四射材料の製造方法。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 電子機器製造業通信業研究・開発業
- 高性能な電磁波シールド材の開発
- 高性能な赤外線源の開発
- ナノテクノロジー研究の進展
本特許の技術を活用し、電磁波を選択的かつ高効率で吸収する電磁波シールド材を開発することが可能です。これにより、電子機器の性能を向上させるとともに、電磁波によるノイズを低減することができます。
本特許の技術を活用することで、赤外線を高効率で四射する高性能な赤外線源を開発することが可能になります。これにより、例えば医療や研究の分野で使用される赤外線照射装置の性能を向上させることができます。
本特許の技術は、ナノスケールの物質操作とその物性に関する研究において、新たな視点を提供します。具体的には、一様に小さな球を配置し、それをマスクとして使用することで微細な構造を形成する手法は、ナノスケールの材料設計に役立つ可能性があります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-545422 |
発明の名称 | 電磁波吸収及び輻射材料及びその製造方法並びに赤外線源 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | WO2016/031547 |
登録番号 | 特許第0006380899号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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