国立大学法人静岡大学
マイクロスコピックな世界の精密な掃除人

国立大学法人静岡大学
マイクロスコピックな世界の精密な掃除人
本特許は、基材の表面に付着した微小な物体を剥離するためのシステムとその方法に関するものです。具体的には、顕微鏡で観察可能な大きさの微小付着物や生体試料を剥がすことが可能なシステムを提供します。特に、細胞や微生物などの生体試料を生きた状態で剥がすことができます。このシステムは、剥離具を基材に押し付け、その剥離具を基材と微小付着物との間に挿入して微小付着物を基材の表面から剥がす制御手段を備えています。また、微小付着物は生体試料であり、顕微鏡は光学式顕微鏡であることが特徴です。剥離具は透明な素材で構成され、その先端部の幅は少なくとも微小付着物の幅よりも広いです。これにより、微小付着物を基材から確実に剥がすことができます。
つまりは、基材の表面から微小付着物を精密に剥離するシステム
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療研究開発バイオテクノロジー
- 生物学的研究のための精密なサンプル採取
- 細胞培養の改善
- 医療診断への応用
細胞や微生物の観察や分析には、対象となる生物を基材から剥がす必要があります。本システムは、このプロセスを精密に制御することができ、傷つけずに生体試料を取り扱うことが可能です。これにより、生物学的研究でのサンプル採取がより簡易かつ高精度に行えます。
細胞培養では、特定の細胞を選択的に取り出したり、培養環境を清潔に保つために基材から細胞を剥がすことが必要です。本システムは、そのような作業を精確かつ効率的に行うことを可能にします。これにより、細胞培養の品質と効率が向上します。
本システムは、基材から微小な付着物を剥がす能力を持つため、体内から取り出した組織や細胞の検査に活用できます。特定の細胞を選択的に取り出すことで、病気の診断や治療の効果を評価するための試料採取が容易になります。これにより、より精確な医療診断が可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2011-189801 |
発明の名称 | 微小付着物剥離システムおよび微小付着物剥離方法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人静岡大学 |
公開番号 | 特開2013-050665 |
登録番号 | 特許第0005849331号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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