株式会社デンソーウェーブ
QRの限界を超える!形も容量も自由な次世代情報コード

愛知県
登録情報の修正申請株式会社デンソーウェーブ
QRの限界を超える!形も容量も自由な次世代情報コード
愛知県
登録情報の修正申請従来のQRコードやマトリクスコードなどの二次元コードが持つ制限――「形状の制約」「情報量の限界」といった課題に対処するものです。従来の二次元コードは、基本的にコード内部に位置検出マーカー(Finder Patternなど)を持ち、それに基づいて読み取り処理がなされます。しかしその構造上、コード形状が正方形などに固定されやすく、情報量の拡張や配置の自由度には限界がありました。
本発明では、複数の通常の二次元コード(Q1〜Q4)を一つの矩形領域Ca内に配置し、それに隣接するセル配列「データパターン(A1〜A4)」を追加領域として設けています。この隣接パターンは、自らは位置検出マーカーを持たないものの、隣にある二次元コードの位置からそのセル配置が特定可能となる設計です。
これにより、主コードを「アンカー」として、周辺領域に容量を拡張する補助コードを追加的に形成できる構造が完成します。形状の柔軟性が増すだけでなく、印刷面積に応じた柔軟な設計や、装飾や意匠と共存しやすいレイアウトも可能です。
また、隣接パターンを含めた構造は、データ領域の分散や、読み取りソフト側のアルゴリズムによって高度な復元処理も実現でき、見た目の自由度と実用性を高次元で両立しています。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
つまりは、従来のQRコードなどの「コード形状や容量の制限」を克服するための技術です。複数の二次元コードと、それに隣接する“パターンなし”の追加データ領域(隣接領域)を組み合わせることで、情報コードの形状やサイズに柔軟性を持たせつつ、大容量データを効率的に格納できます。さらに、位置検出パターンを持たない隣接領域のデータも、主コードの位置情報を元に正確に読み取りが可能となっています。
AIによる特許活用案
おすすめパッケージ印刷業界流通・物流業界スマート販促業界
- パッケージ一体型「変形QRコード」で販促デザイン革命
- 倉庫内ラベルの「情報拡張コード」で物流効率アップ
- 「観光地向けARコード」で地形や看板にも自然融合
化粧品や飲料などの製品パッケージに、自由な形状の情報コードを組み込むことで、デザイン性と情報提供を同時に実現。読み取り時には製品情報、ブランドストーリー、クーポンなどに即アクセス可能。
段ボールやパレットに貼付するコードラベルに、隣接拡張コードを組み合わせることで、出荷元・内容・配送先などの多様な情報を一括管理。既存の読み取りインフラを活かしたまま、大容量情報の取り扱いを可能に。
自然物や看板などの複雑な形状にも対応できる変形コードを用い、ARアプリとの連携で観光情報や多言語ガイドを提供。設置環境に応じた自由な配置が可能で、空間演出と情報機能を両立できる。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-218026 |
発明の名称 | 情報コード及び情報コードの読取システム |
出願人/権利者 | 株式会社デンソーウェーブ |
住所 | 愛知県 |
公開番号 | 特開2014-71722 |
特許取得国: JP
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- 譲渡
- ライセンス
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