国立研究開発法人産業技術総合研究所
自然由来の微生物を利用した環境調節の新たな可能性

国立研究開発法人産業技術総合研究所
自然由来の微生物を利用した環境調節の新たな可能性
本特許は、アシルホモセリンラクトン(AHL)合成酵素を利用した、特定のAHL化合物の製造方法に関するものです。AHLは微生物間のコミュニケーション物質であり、環境微生物や病原性微生物が産生する物質として注目されています。中でも、本特許で取り上げるC12HSLは、病原性発現を調節する物質として注目を浴びています。しかし、現状のC12HSL生産は、副生成物として他のAHL異性体を含むAHL混合物として産生するため、C12HSL化合物を単離するためには複雑な精製工程が必要でした。本特許は、C12HSLを単一の生成物として生産可能なAHL合成酵素を探索し、その酵素遺伝子のクローニング及びそれを用いた組換え微生物による効率的なC12HSLの生産を提唱しています。
つまりは、微生物由来のドデカノイルホモセリンラクトン (C12HSL) 合成酵素の製造方法を特許化
AIによる特許活用案
おすすめ業界 バイオテクノロジー環境科学医療
- 環境調節の新たな手段としての活用
- 医療分野への応用
- グリーンテクノロジーへの応用
本特許の技術を活用することで、C12HSLを効率的に生産することが可能となります。これにより、微生物間のコミュニケーション物質として、病原性微生物の挙動を制御するなど、環境調節の新たな手段としての応用が期待されます。
本特許の技術を利用し、C12HSLを用いて微生物の病原性発現を抑止する新たな治療法の開発が期待されます。これにより、抗生物質に頼らない新たな感染症治療法の開拓が可能となります。
従来の化学合成法ではなく、微生物由来の酵素を利用することで、環境負荷の低い製造法が可能となります。これは、持続可能な社会を目指すグリーンテクノロジー分野において有望な技術と言えます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2012-140326 |
発明の名称 | アシルホモセリンラクトン合成酵素をコードする遺伝子とその利用 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2014-003920 |
登録番号 | 特許第0005896414号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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