国立大学法人山梨大学
革新的な緩衝シートとその製造方法

国立大学法人山梨大学
革新的な緩衝シートとその製造方法
本発明は、不織布などの繊維性素材を用いた緩衝シート、その製造方法及び装置に関するものです。従来の繊維性素材を使用した緩衝シートや包装材料は、衝撃吸収力を高めるために、シート部材を重ね合わせたり、隆起部を形成したりする場合が多いですが、これだけでは衝撃吸収力はほぼ変わらず、また、形状が複雑な梱包対象物を包んだ際に、隙間が生じやすいという問題がありました。本発明では、繊維素材の表面に所定の隆起領域を設定し、この隆起領域の外周部を点状に押圧する複数の点状押圧手段と、設定された隆起領域の中心部分を引き上げる手段を備え、これらを伸縮可能に連結するリンク手段とを備えています。これにより、安価で大量生産が容易な素材を使用しながら、高い衝撃吸収力と優れた包装性能を発揮する緩衝シートを製造することが可能になります。
つまりは、繊維性素材を使用した緩衝シートの製造方法とその装置に関する特許です。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 包装業界農業製造業
- 農作物の適切な梱包
- 精密部品の保護
- 環境負荷の低減
本発明の緩衝シートは、農作物の梱包に活用できます。桃などの農作物は表面に傷が付きやすく、その傷等の程度によって品質が大きく左右されます。本発明の緩衝シートを使用することで、農作物を傷つけずに安全に梱包し、輸送することができます。
精密機械部品などを包んだり、段ボールなどに収容された梱包物との間の隙間を埋めたりする際に、本発明の緩衝シートを使用すると、高い衝撃吸収力を発揮し、部品を保護することができます。
本発明の緩衝シートは、不織布などの繊維性素材を使用しています。これは従来の発泡性の緩衝材に比べて環境負荷が低く、リサイクルも容易です。これにより、包装業界の環境負荷の低減に貢献することができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2013-013019 |
発明の名称 | 緩衝シート、緩衝シートの製造方法及び製造装置 |
出願人/権利者 | 国立大学法人山梨大学 |
公開番号 | 特開2014-144784 |
登録番号 | 特許第0006127340号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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