国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
高効率な海水淡水化システム、新世代の環境技術

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
高効率な海水淡水化システム、新世代の環境技術
本発明では、高温ガス炉ガスタービン発電システムの廃熱を利用して海水を淡水化する新たなシステムを提供します。システムは、n段目の加熱セクションから熱回収部のn番目の熱回収セクションへ海水を取り出し、飽和温度まで加熱した後、再び熱回収セクションへ戻す循環ラインを具備します。各循環ラインには、加熱された海水の圧力を調節する減圧弁が設けられています。また、加熱セクションは、加熱された海水温度を熱回収セクションの圧力に応じた海水の飽和温度に調整するバイパスを具備しています。このシステムは、廃熱を熱媒体に付与する前置冷却器、加熱部への熱媒体供給ライン、冷却器、前置冷却器への熱媒体送出ライン、循環ポンプを具備しています。これにより、廃熱を有効活用し、効率的に海水を淡水化することが可能となります。
つまりは、高温ガス炉ガスタービン発電システムの廃熱を利用した海水淡水化システム
AIによる特許活用案
おすすめ業界 エネルギー業界水処理業界環境ソリューション業界
- 高効率な海水淡水化プラントの開発
- 環境に優しい発電所の設計
- 灌漑用水の供給強化
発電所の廃熱を利用した海水淡水化システムは、水資源が限られた地域での水供給に役立ちます。高温ガス炉ガスタービン発電プラントと組み合わせることで、海水淡水化プラントの効率を大幅に向上させることが可能となります。
廃熱を利用した海水淡水化システムは、発電所の設計において環境に配慮した選択肢となります。これにより、発電所が排出する廃熱を有効活用し、その地域の水供給に寄与しながら、環境負荷を低減できます。
乾燥地域や水資源が限られた地域においては、海水淡水化により得られた淡水は農業における灌漑用水として利用することも可能です。本発明を活用することで、これらの地域における食糧生産の安定化に寄与し、地域経済の発展を支えます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2013-025416 |
発明の名称 | 多段フラッシュ型海水淡水化装置及び方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
公開番号 | 特開2014-151302 |
登録番号 | 特許第0006090839号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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