国立研究開発法人産業技術総合研究所
革新的なシトシンメチル化検出技術

国立研究開発法人産業技術総合研究所
革新的なシトシンメチル化検出技術
この技術は、シトシンのメチル化状態を検出する新たな方法を提供します。具体的には、断片化核酸とハイブリダイズ(相補的に結合)する特定の塩基配列を有する1本鎖核酸を利用します。この1本鎖核酸は、その断片化核酸内の特定の位置のシトシンとは塩基対を形成しない特性を持ちます。さらに、この検出方法は、測定対象のシトシンと塩基対を形成するべき箇所が脱塩基したことを特徴とします。また、この特許には、この検出方法を利用したメチルシトシン検出用キットも含まれています。このキットは、制限酵素、1本鎖核酸、抗メチルシトシン抗体、固相化したアビジンを組み合わせて構成されています。
つまりは、本特許は、断片化核酸とハイブリダイズする1本鎖核酸を用い、特定の位置のシトシンのメチル化状態を検出する方法とそのキットに関する。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 バイオテクノロジー薬学遺伝学
- エピジェネティック研究への応用
- がん研究への応用
- 診断キットとしての商品化
シトシンのメチル化状態は、エピジェネティックな変化の重要な指標であり、遺伝子の活性化や不活性化に大きな影響を及ぼします。この技術を使用することで、エピジェネティック研究におけるメチル化状態の解析が可能となり、遺伝子の発現や細胞機能についての深い理解が得られます。
シトシンのメチル化は、がん化に関連する遺伝子の不活性化に関与していることが知られています。本特許の検出技術とキットを用いて、がん細胞のメチル化状態を調査することで、がんの進行メカニズムや新たな治療法の開発に貢献できます。
本特許のメチルシトシン検出技術を用いて、診断キットを開発することが可能です。これにより、医療機関や研究機関でのメチル化状態の検査が容易になり、エピジェネティックな疾患の早期発見や治療に貢献できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2013-051501 |
発明の名称 | メチルシトシン検出法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2014-176330 |
登録番号 | 特許第0006095058号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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