日本放送協会
革新的な高速・大容量メモリ技術:スピン注入磁化反転素子

日本放送協会
革新的な高速・大容量メモリ技術:スピン注入磁化反転素子
スピン注入磁化反転素子は、2層以上の磁性膜を備えており、電極から供給される電流により、磁化方向が変化します。この磁化方向の変化により、磁性膜同士の磁化が同じ方向や異なる方向となる時の上下の電極間の抵抗が変化し、これを利用して1ビットのデータの書込み読出しを行うことができます。この技術は、その寸法が極めて小さく、磁化反転の動作が高速であるため、大容量の磁気メモリとして活用が期待されています。さらに、スピン注入磁化反転素子は、空間光変調器の画素に搭載される光変調素子としても利用可能で、磁性膜の磁化方向を反転させることにより、光の偏光の向きを2個に変化させることが可能です。
つまりは、磁化方向の変化を利用した高速・大容量の磁気メモリ技術と光変調素子の開発。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 半導体業界コンピュータ業界映像技術業界
- 高速・大容量の新世代メモリとしての利用
- 光変調素子としての活用
- パワーエフィシエントなデバイスの開発
スピン注入磁化反転素子は、その高速な動作と極小の寸法により、大容量の磁気メモリとしてMRAMの開発に活用されるべきです。これにより、データの書き込みと読み出しの速度を大幅に向上させることが可能となります。
磁化方向を反転させて光の偏光の向きを2値に変化させる特性を活用し、空間光変調器の画素にスピン注入磁化反転素子を搭載することで、高精細化および高速化が可能な光変調素子の開発が期待されます。
スピン注入磁化反転素子は、酸化マグネシウムを障壁層の材料として使用して磁性金属の薄膜を設けることにより、スピン注入効率が向上し、反転電流が低減します。これにより、パワーエフィシエントなデバイスの開発が可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-029994 |
発明の名称 | スピン注入磁化反転素子 |
出願人/権利者 | 日本放送協会 |
公開番号 | 特開2014-197671 |
登録番号 | 特許第0006329384号 |
- サブスク
- 譲渡
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