日本放送協会
給電部位相を精密に制御する、衛星中継器の革新

日本放送協会
給電部位相を精密に制御する、衛星中継器の革新
本装置は、アンテナの放射パターンを制御することが可能な位相検出装置及び衛星中継器に関するものです。特に、高周波信号の位相を制御して、アンテナの放射パターンを制御する技術を用いています。現在、スーパーハイビジョン放送や立体テレビの放送メディアとして21GHz帯を用いた衛星放送が研究されている一方、この21GHz帯の放送電波は、雨の影響を受けやすいため、降雨減衰補償技術として、放送衛星の放射パターンを制御し、日本全国を均一の電力で照射しつつ、降雨減衰を補償する技術が求められています。そこで、本発明では、各給電部の位相を制御し、その放射電力を空間で合成することで放射パターンを変化させられる装置を提供します。さらに、各給電部の信号の位相が所望の位相値となるように適切に制御するためには、制御後の各給電部の位相を正確に把握することが必要であり、そのための位相検出装置を衛星内部に設けることも可能です。
つまりは、本発明は高周波信号の位相制御により、アンテナの放射パターンを制御する位相検出装置及び衛星中継器に関するものである。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 通信業界宇宙開発放送業界
- スーパーハイビジョン放送の品質向上
- 立体テレビ放送の信号安定化
- 宇宙通信の信頼性強化
本発明を用いることで、スーパーハイビジョン放送の品質を向上させることが可能です。特に、降雨時の減衰を補償する技術として利用することで、視聴者に対して高品質な放送を提供することができます。
立体テレビ放送では、信号の安定性が視覚的な快適さに直結します。本発明の位相検出装置を用いることで、各給電部の位相を精密に制御し、信号の安定性を向上させることが可能となります。
宇宙通信では、信号の安定性と信頼性が極めて重要です。本発明の位相検出装置及び衛星中継器を使用することで、宇宙通信の信頼性を大幅に強化することが可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2013-184444 |
発明の名称 | 位相検出装置及び衛星中継器 |
出願人/権利者 | 日本放送協会 |
公開番号 | 特開2015-053562 |
登録番号 | 特許第0006216190号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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