国立研究開発法人産業技術総合研究所
フェムト秒台のパルス光を高出力で増幅！チャープパルス増幅装置の新次元
国立研究開発法人産業技術総合研究所
フェムト秒台のパルス光を高出力で増幅！チャープパルス増幅装置の新次元
この特許は、フェムト秒台の短パルス光でも高い出力で増幅可能なチャープパルス増幅装置を開発したことに関するものです。この装置は、低出力の光パルスに対して延伸器で分散を与え、時間幅を一度延伸した後、レーザー利得媒質を含む増幅器で増幅を行い、圧縮器で延伸器と逆符号の分散を与えて光パルスの時間幅を圧縮して戻すことで、高出力の光パルスを得る方法です。物質分散を与える素子として、非線形効果の影響を強く受ける小口径の素子ではなく、大径のビームを入力し通過させ得るバルク状の光学ブロックを含む素子を用いることで、非線形効果を抑制します。これにより、高出力の光パルスを得るとともに、非線形効果によるレーザー媒質の破壌やパルス波形の歪みを抑制することが可能となります。
つまりは、分散制御を可能にするチャープパルス増幅装置により、フェムト秒台の短パルス光でも高出力を達成。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 光学半導体メディカル
- 高精度加工装置への応用
- メディカル分野への応用
- 光通信分野への応用
この技術は、高精度なマイクロ加工やナノ加工に必要な高出力のフェムト秒レーザーを供給可能であるため、精密加工装置への応用が考えられます。
フェムト秒レーザーは、眼科手術などの医療分野でも利用されています。この技術を利用することで、より安全で効率的なレーザー治療が可能となります。
高出力のフェムト秒光パルスは、光通信の分野でも有用です。大量のデータを高速で送信するための新たな光源として、この技術が活用される可能性があります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2013-216504 |
| 発明の名称 | チャープパルス増幅装置 |
| 出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
| 公開番号 | 特開2015-079873 |
| 登録番号 | 特許第0006202316号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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