国立研究開発法人物質・材料研究機構
液体ヘリウムの蒸発を最小限に抑える超伝導機器用着脱式電流供給部材

国立研究開発法人物質・材料研究機構
液体ヘリウムの蒸発を最小限に抑える超伝導機器用着脱式電流供給部材
この特許では、超伝導電磁石等の超伝導機器に対しての電流供給ソケットの接続による液体ヘリウムの気化蒸発量を最小化できる電流供給部材が提案されています。具体的には、電流供給用接続部のプラグとソケットの少なくとも一方の装着時の当接面に、Pbが5~60質量%であり、残余がSn並びに不可避的不純物からなる半田合金をメッキすることで、接触電気抵抗を10Ω以下に抑えることが可能です。また、この超伝導機器用着脱式電流供給部材には、Pb、Ag、Cu、n、Bi、Sbを各々または総量で10質量%以下含み、残余がSn並びに不可避的不純物からなる半田合金をメッキすることも可能です。これにより、液体ヘリウムの需給環境の悪化という超伝導機器の管理運営上の問題を緩和できます。
つまりは、電力供給ソケットの接続による液体ヘリウムの気化蒸発量を最小化する超伝導機器用の電流供給部材を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療機器研究機関製造業
- 医療機器向け液体ヘリウム蒸発抑制ソリューション
- 研究機関向け高効率電流供給部材の開発
- 高効率な製造プロセスの開発
MRIなどの医療機器においては、液体ヘリウムの需給が厳しい状況下で、その消費を抑えることは重要です。本発明を応用し、医療機器向けに蒸発を抑制する電流供給部材を提供することが可能です。
研究機関においても、超伝導機器の利用が一般的です。本発明を応用し、研究機関向けに効率的な電流供給部材を開発することで、研究の効率化に貢献できます。
超伝導機器を製造する企業にとっても、液体ヘリウムの消費を抑制することはコスト削減につながります。本発明を応用した電流供給部材の製造プロセスを開発し、製造業の効率化に貢献できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-044802 |
発明の名称 | 超伝導機器用着脱式電流供給部材およびこれを用いた超伝導機器 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2015-170736 |
登録番号 | 特許第0006408227号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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