国立研究開発法人国立環境研究所
焼却灰の効率的な処理と環境保護を両立する特許技術

国立研究開発法人国立環境研究所
焼却灰の効率的な処理と環境保護を両立する特許技術
本特許では、金属アルミニウムや両性金属である鉛を含む焼却灰の問題を解決するための新しいアプローチを提供します。焼却灰は通常、防塵や減容化のためにセメントで固型化され、埋め立て処分されますが、セメント固型化物のpHが13を超えると、鉛の溶解度が上昇し、また水素ガスが多量に発生します。これにより、焼却灰とセメントの混練物が膨張し、硬化体の組織が脆くなるとともに、鉛の溶出が増えるという問題があります。本特許では、これらの問題を解決するために、焼却灰をアルカリ水溶液で処理し、金属アルミニウム等を水酸化物にした後に脱水し、セメントを加えて固型化する方法、または、焼却灰を酸で処理し、金属アルミニウム等をアルミニウム塩とした後に中和して脱水し、セメントを加えて固型化する方法などが提案されています。
つまりは、金属アルミニウムや鉛を含む焼却灰の水素ガス発生と鉛の溶出問題を解決
AIによる特許活用案
おすすめ業界 廃棄物処理業建設業環境保全業
- 焼却灰処理プロセスの改善
- 安全な廃棄物処理商品の開発
- 環境保全技術の教育・普及
本特許の技術を活用し、焼却灰の処理プロセスを改善することで、鉛の溶出や水素ガスの発生を抑制し、環境への影響を最小限に抑えることが可能となります。
焼却灰から生成される鉛や水素ガスの問題を解決した新しい廃棄物処理商品を開発し、市場に提供することで、廃棄物処理業界の新たなスタンダードを確立します。
本特許技術を環境保全の一環として教育機関や業界団体に提供し、より広範な普及を図ることで、社会全体の環境保全意識の向上に寄与します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-099996 |
発明の名称 | 焼却灰中の金属アルミニウムの発泡抑制方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
公開番号 | 特開2015-217314 |
登録番号 | 特許第0006579732号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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