国立研究開発法人産業技術総合研究所
水素吸蔵合金の新次元、更なる耐久性と安定性を追求

国立研究開発法人産業技術総合研究所
水素吸蔵合金の新次元、更なる耐久性と安定性を追求
本特許では、水素吸蔵合金のヒステリシス(水素吸蔵圧力と放出圧力の差)を小さくすることを目指しています。これにより、アクチュエータ作動圧力を得るための加熱温度が小さくなり、同じ加熱温度でもより大きな圧力が得られるというメリットがあります。特に、水素吸蔵合金を効果的に使用するためには、ヒステリシスが小さくプラトーが平坦であることが望ましいとされています。本特許では、そのための新しい水素吸蔵合金の組成を提案しています。これにより、ヒートポンプやアクチュエータなどの各種水素関連アプリケーションでの使用に適した、より耐久性の高い水素吸蔵合金の提供が可能となります。
つまりは、水素吸蔵合金のヒステリシスを小さくすることで、耐久性を高め、水素ガスの圧力を安定化させる新たな解決策を提供。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 エネルギー自動車家電製品
- ヒートポンプへの応用
- 水素関連アプリケーションへの活用
- アクチュエータへの応用
本特許の水素吸蔵合金は、ヒートポンプの効率を向上させるために利用可能です。ヒステリシスが小さく、プラトーが平坦であることから、同じ圧力を得るための加熱温度が小さく、エネルギー効率が向上します。
本特許の水素吸蔵合金は、その耐久性から、燃料電池や水素ストレージといった各種水素関連アプリケーションに適しています。これにより、水素エネルギーの実用化に一歩近づくことができます。
アクチュエータは、水素化物を加熱することで試料から水素を放出させ、その発生した水素ガスの圧力で駆動します。本特許の水素吸蔵合金は、ヒステリシスが小さいため、アクチュエータ作動のために求められる水素ガスの圧力を安定的に得ることができます。これにより、アクチュエータの動作安定性と効率が向上します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-134383 |
発明の名称 | ヒステリシスが小さく耐久性に優れた新規水素吸蔵合金 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2016-011450 |
登録番号 | 特許第0006338947号 |
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- 譲渡
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