国立研究開発法人産業技術総合研究所
一酸化炭素製造の新時代:ニッケル触媒による二酸化炭素の水素化

国立研究開発法人産業技術総合研究所
一酸化炭素製造の新時代:ニッケル触媒による二酸化炭素の水素化
本特許では、特定の触媒の存在下で、有機溶媒中で二酸化炭素を水素化し、一酸化炭素を製造する方法を提供します。一酸化炭素は化学産業における重要な原料であるものの、その毒性が高いため使用が制限されていました。そこで、比較的毒性の低い二酸化炭素を水素化して一酸化炭素を製造するというアイデアが生まれました。そして、その水素化反応を行うための触媒としてニッケルを用いることにより、反応器の温度管理を容易にし、反応速度の減少も防ぐことが可能となりました。更に、この方法では、有機溶媒としてアルコール系溶媒、エステル系溶媒、ラクトン系溶媒を使用することが可能であり、一酸化炭素の製造方法の選択肢を広げています。
つまりは、ニッケルを用いた均一系液相反応触媒を活用し、有機溶媒中で二酸化炭素を水素化して一酸化炭素を製造する方法を開発しました。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 化学産業製薬業環境工学
- 毒性の低い一酸化炭素の製造
- 低コストな触媒の利用
- 広範な有機溶媒の利用
一酸化炭素の毒性が高いという問題を解決するために、本特許の水素化法を活用して、二酸化炭素から一酸化炭素を製造することが可能です。これにより、一酸化炭素を安全に製造・利用することが可能となります。
本特許の水素化法では、ニッケルを触媒として使用します。ニッケルは比較的安価な金属であり、ルテニウムなどの貴金属化合物を用いる従来の方法に比べてコストを大幅に削減することが可能です。
本特許の方法では、有機溶媒としてアルコール系溶媒、エステル系溶媒、ラクトン系溶媒を使用することが可能です。これにより、一酸化炭素の製造条件を多様化し、より広範な用途に対応することが可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-161345 |
発明の名称 | 一酸化炭素の製造方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2016-037415 |
登録番号 | 特許第0006345531号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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