国立研究開発法人物質・材料研究機構
ペプチドベースのマイクロ構造体の形成技術

国立研究開発法人物質・材料研究機構
ペプチドベースのマイクロ構造体の形成技術
本特許は、ペプチド系分子が溶解している溶液の一部分を急激に加熱し、部分的に過飽和状態を作り出すことで、ペプチド分子の自己組織化の核を形成する新たな方法を提供します。加熱による局所的な過飽和状態は、分子同士の結集を引き起こし、これが新たなマイクロ構造体の形成を可能にします。本技術により、これまでに実現されていない構造・形状を有するペプチドのマイクロ構造を提供することが可能です。また、形成される粒子は、1/m-20mの粒径を持ち、表面には多孔体を有する球状粒子となります。この多孔体は、平均直径が20nm-300nmの複数のナノワイヤーからなるネットワーク構造を有します。
つまりは、電圧を印加して局所的に加熱することによる、新たなマイクロ構造体の形成方法
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療技術ナノテクノロジー生物学
- 新たな薬物送達システムの開発
- 細胞培養のための新たな基盤材料の開発
- バイオセンサーの開発
本技術を利用することで、特定の形状や構造を持つペプチドベースのマイクロ構造体を形成することが可能となります。これらのマイクロ構造体は、薬物を内包または吸着させ、特定の部位に運搬する薬物送達システムとして利用することが可能です。
本技術を用いて形成されたマイクロ構造体は、その表面の多孔体が細胞の付着や成長を促進する可能性があります。これにより、新たな細胞培養基盤として利用することができます。
ペプチドベースのマイクロ構造体は特定の生物学的反応に対して感応する可能性があります。これを利用し、新たなタイプのバイオセンサーを開発することが可能です。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-170457 |
発明の名称 | 粒子形成方法及び粒子 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2016-044148 |
登録番号 | 特許第0006628299号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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