国立研究開発法人産業技術総合研究所
柔軟性を持つ次世代熱電変換素子の製造方法

国立研究開発法人産業技術総合研究所
柔軟性を持つ次世代熱電変換素子の製造方法
本特許は、導電性高分子等の有機熱電材料を複合化した、新たな熱電変換素子及び熱電変換モジュールの製造方法を提供します。ドーパント分子と添加材分子を用いて導電率とゼーベック係数を調整した有機熱電材料を繊維状断熱材に浸透させ、電燥することで、繊維状断熱材を膨張・伸縮させ、繊維間の空洞を形成します。そして、繊維の表面に有機熱電材料の膜を被覆し、断熱材繊維を取り囲む形で網目状の断面構造を形成します。
つまりは、ドーパント分子と添加材分子を用いて調整された有機熱電材料を繊維状断熱材に浸透・電燥させることで製造される熱電変換素子。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 製造業エネルギー業環境技術業
- 環境負荷の低減
- 柔軟な熱電変換モジュールの開発
- 熱電変換性能の向上
有害で希少な元素を含む無機半導体の使用を避け、導電性高分子を用いることで環境負荷を低減することが可能です。また、製造プロセスが容易で大量生産が可能となり、製造コストも低減できます。
導電性高分子フィルムが柔軟性を持つため、これらからなる熱電変換素子を柔軟性のある基材の上に配置し、様々な形状に成型可能な熱電変換モジュールを製造します。これにより、熱源の形状に合わせて効率的に電力を回収することが可能となります。
p型導電性高分子のみを用いて柔軟性のある薄膜型のモジュールで発電を行うことができます。これにより、現状で熱電変換性能が低いとされているn型導電性高分子を使用せずに、高い発電効率の素子を実現できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-213756 |
発明の名称 | 熱電変換素子及び熱電変換モジュール |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2016-082132 |
登録番号 | 特許第0006448980号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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