【株式会社白紙とロック】音声応答によるスマート認証システム

「声で開く、未来への扉」- 手を使わずに安全・迅速に認証

ユーザーが事前に登録された特定のフレーズを発声することで、その人が誰であるかを認証するスマートスピーカーを用いたシステムです。スピーカーが出力した音声にユーザーが反応して応答することで、文字列の一致と声紋の一致の両方を判定し、セキュリティを確保します。

特許内容の解説

スマートスピーカーが出だしたころ、試しに購入した方も多いと思います。使っている中で「音声で決済できてしまう」事が分かり、「なりすまし購入」のリスクを感じました。音声でパスワードを言う場合、人に聞こえる様に声に出す必要がありますので、複数人いる環境ではセキュリティにならず、さらに「録音」してしまえば、解除可能です。スマホなどにSMSを飛ばす2段階認証が主ですが、そもそもの「スマートスピーカー」のニーズとして、「手がふさがっている環境や、スマホを操作したくない手軽さ」があるので、本末転倒です。

初めは「モスキートーン」などのプロダクトを考えたのですが、上記の理由と重なるため、あくまでスマートスピーカ単体での認証セキュリティの向上を考え、本発明の内容となりました。 エンドユーザーの事を第一に考え、シンプルかつ実用的な発明だと思います。

AIによる特許活用案

おすすめセキュリティ業界福祉業界自動車業界

  • 高齢者ケア施設
  • 高齢者が容易に認証できるため、個人の安全を確保しつつプライバシーを守る。

  • 自動車のキーレスエントリーシステム
  • 運転中や荷物を持っているときに手が塞がっていても、車へのアクセスが容易になります。

  • スマートホームセキュリティ
  • 家族全員の声をシステムに登録することで、特定の家族成員だけがアクセスできるように制限し、セキュリティを向上させることができます。

  • 総合情報
  • 弁理士解説
  • 権利概要

特許取得国:

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

価格

・事業譲渡の場合 500万円~
・ライセンス提供の場合 売上の2%

#発明者コメント

もともとは、モスキートーンなど人間には聞こえない音を使ってパスワードを解除することを検討していましたが、それだとスマホとスマートスピーカー以外に、新たなトークンが必要となるので再考しました。スマホも必要としない、スマートスピーカー単体で完結し尚且つ簡単な方法で実現しようとし生まれた技術です。デバイスは限定されていますが、未来のセキュリティとして非常に実用的だと思います。

#弁理士コメント

1回の発音で2種類の認証を同時に行うスマートスピーカです。目が不自由な人や、運転中、料理中、子育て中、荷物配達中など、手がふさがっている状態にあるユーザでも認証することが可能です。詳しくは動画で解説していますのでぜひご覧ください。

出願番号特願2020-006570
出願日2020/01/20
発明の名称認証方法、認証システム、スマートスピーカ及びプログラム
出願人/権利者株式会社白紙とロック
公開番号特開2021-113
登録番号特許6700531