国立大学法人茨城大学
高精度な立体構造観察を実現する位相差干渉顕微装置

国立大学法人茨城大学
高精度な立体構造観察を実現する位相差干渉顕微装置
本特許では、光源から発生させた光を照明光と参照光に分割し、透明な標本を照射する技術を紹介します。照明光が標本を透過した後、透過光と物体光をレンズを用いてフーリエ変換し、空間光変調器で標本の空間周波数スペクトルに対する位相変化を与えます。その後再度レンズでフーリエ変換し、ビームスプリッタを介して受光素子に照射します。参照光は、透過光及び物体光と合わせてビームスプリッタで合成され、受光素子で取得した光を画像処理して可視化します。この技術は、位相情報を基にノイズを除去することで、波長の変化による位相の飛びを克服し、透明な標本の立体構造を高精度に観察することを可能にします。
つまりは、波長の変化による位相の飛びを克服した、透明標本の立体構造可視化技術
AIによる特許活用案
おすすめ業界 バイオテクノロジーメディカルリサーチマイクロスコープ製造
- 高精度な生体組織観察技術の開発
- マイクロスコープの精度向上
- 新たな教育ツールとしての活用
本技術を活用し、生体組織の微細な構造を高精度に観察することが可能です。特に、厚い標本や屈折率の変化が大きい標本でも明るさの変化による位相差を正確に観察することができ、病気の診断や生物学的な研究に対する理解を深めることが期待できます。
マイクロスコープ製造業者は、本技術を用いることで、マイクロスコープの精度を向上させることができます。特に、生物学や医学分野での顕微鏡観察において、より詳細な構造情報を得ることが可能となり、製品の競争力を高めることができます。
教育現場での利用を想定し、本技術を用いた高精度な観察機器を開発することが可能です。生物学や化学の授業で、生徒たちが微細な構造を直接観察することで、理解を深めることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2014-246504 |
発明の名称 | 位相差干渉顕微装置 |
出願人/権利者 | 国立大学法人茨城大学 |
公開番号 | 特開2016-109834 |
登録番号 | 特許第0006436753号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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