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【国立大学法人静岡大学】眼部画像処理装置

高精度な瞳孔位置検出を実現する革新的な眼部画像処理技術

対象者の眼を撮像し、明瞳孔画像、暗瞳孔画像、および背景画像を取得することで、瞳孔の位置を高精度に算出する眼部画像処理装置に関する。異なる距離に配置された二つの光源を用いて、対象者の眼から反射される光の変化を捉え、角膜反射像の位置を基にした差分画像から瞳孔位置を正確に特定する。このプロセスにより、環境光の影響を抑えながら瞳孔検出の精度を向上させ、視線追跡や医療診断など、さまざまな応用が可能になる。

特許内容の解説

近年、視線追跡技術や顔認証システムにおいて、瞳孔検出の精度は非常に重要な要素となっています。しかし、従来の技術では、環境光の影響や撮像時のタイミングのずれにより、瞳孔位置の正確な検出が困難でした。本発明では、異なる照明条件下で撮像した複数の画像を用いて、これらの問題を解決します。特に、第一の光源と第二の光源からの反射光を利用して得られる明瞳孔画像と暗瞳孔画像、そして背景画像を組み合わせることで、角膜反射の影響を排除し、瞳孔位置をより正確に算出します。この技術は、環境光の強い屋外や明暗の激しい場所でも、瞳孔の位置を高精度で検出することを可能にし、より信頼性の高い視線追跡や顔認証システムの実現に寄与します。

AIによる特許活用案

おすすめ医療画像解析AR/VR

  • 視線追跡システム
  • 高精度な瞳孔検出技術を活用して、ユーザーの視線を正確に追跡し、VR/AR技術やモニターを使用する作業の効率化を図ります。

  • 顔認証システム
  • 瞳孔位置の正確な特定を通じて、顔認証の精度とセキュリティを向上させます。

  • 医療診断
  • 瞳孔の動きや位置から神経系の状態を推測し、非侵襲的な医療診断ツールとしての応用が期待されます。

  • 運転者モニタリング
  • 運転中のドライバーの視線や瞳孔の動きを監視し、注意散漫や眠気を検出する安全運転支援システムに利用します。

  • 総合情報
  • 弁理士解説
  • 権利概要

特許取得国:

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

#弁理士コメント

この発明は瞳孔の位置をもとにビデオカメラのファインダーから覗いている眼がどこを見ているか、どこに焦点をあてているかを検出するのに利用するものですね(特許公報を拝見しました)。国際調査報告でも肯定的見解ですから、海外展開の際も安心できそうですね。

準備中です

出願番号特願2019-504593
出願日2018/03/06
発明の名称眼部画像処理装置
出願人/権利者国立大学法人静岡大学
公開番号WO2018/164
登録番号特許第6957048