国立大学法人高知大学
リアルタイムでの水質測定が可能な化学センサ校正装置

国立大学法人高知大学
リアルタイムでの水質測定が可能な化学センサ校正装置
本装置は、複数の貯留槽で検体液を繰り返し採水し、採水群切替弁によって各貯留槽へ順次採水します。また、内部には塩化カリウムやガラス電極用緩衝液が含まれたガラス電極と比較電極が設置されており、被検液に対して電極間に生じた電圧を検出します。この電圧は、比較電極内部液中の塩化カリウムの測度と被検液の温度で補償しながら、被検液のpH値を検知します。さらに、化学センサ校正液を貯留槽に予め溜め、被検液で貯留槽から押し出す工程、校正する工程、貯留槽から化学センサ校正液と被検液を出液する工程などを経て、最終的に化学センサで検出します。
つまりは、本装置は、海洋や陸水、湖沼などの水質観測時に、現場で化学センサを校正し、リアルタイムで測定ができるようにするものです。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 環境保護水質管理化学工業
- 海洋環境の観測
- 水質管理
- 環境教育
海洋の水面や深部での高塩分濃度被検体液の採水や深海での火山活動による熱水変動の観測に使用します。現場で化学センサを校正し、リアルタイムで測定が可能なため、観測の効率が大幅に向上します。
川や湖などの淡水の水質観測にも使用可能です。リアルタイムでの測定が可能なため、水質の変化に素早く対応でき、適切な管理が行えます。
環境教育の一環として、学生たちが自分たちの周りの環境を観測するためのツールとして活用できます。リアルタイムでの測定が可能なため、観測結果をすぐに確認でき、理解の深まりにつながります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2015-069188 |
発明の名称 | 化学センサ校正装置 |
出願人/権利者 | 国立大学法人高知大学 |
公開番号 | 特開2016-188819 |
登録番号 | 特許第0006548185号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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