国立研究開発法人情報通信研究機構
高速かつ安定した通信を実現する無線通信システム

国立研究開発法人情報通信研究機構
高速かつ安定した通信を実現する無線通信システム
本発明は、基地局と端末の間でビーコンを送受信し、その受信状況をもとに通信経路を最適化する無線通信システムです。通信開始時に基地局からビーコンが送信され、端末はそのビーコンの受信状況を判定します。基地局は、この受信状況を示す情報に基づき、通信経路の決定、最良経路の判定、データ送受信量の割合の算出を行います。さらに、通信経路毎の通信の変調方式と符号化率も決定されます。端末の受信状況判定部は、ビーコンの伝搬損失、ビーコンの遅延時間、ビーコンの遅延スプレッド、ビーコンの受信強度の少なくとも1つに基づき受信状況を判定します。このシステムはミリ波を用いて情報の送受信を行うことが特徴です。
つまりは、ビーコン送受信による通信経路の最適化技術を導入した無線通信システム
AIによる特許活用案
おすすめ業界 通信ITモバイルネットワーク
- 無線通信インフラの向上
- 高解像度映像のストリーミングサービス
- ミリ波を利用した新たな通信サービスの開発
通信トラヒックの増加に伴い、高速かつ安定した通信が求められる中で、本発明を活用することで通信インフラの向上が可能です。具体的には、ビーコンの送受信により通信経路を最適化し、通信の安定性と速度を向上させることができます。
4Kや8Kの高解像度映像のストリーミングサービスにおいて、通信トラヒックの増大が課題となります。本発明を活用すれば、通信経路の最適化により高速で安定したデータ通信を実現し、映像の再生品質を向上させることが可能です。
6GHz以上の周波数帯を利用したミリ波通信は、広帯域を利用可能であり数Gbps以上の通信が可能です。しかし、通信距離が短い、見通し外通信の品質の劣化などの課題があります。本発明を活用すれば、これらの課題を克服し、新たな通信サービスの開発が可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2015-089315 |
発明の名称 | 無線通信システム |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
公開番号 | 特開2016-208346 |
登録番号 | 特許第0006472704号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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