国立研究開発法人物質・材料研究機構
トポロジカル状態を発現する革新的蜂の巣格子型材料

国立研究開発法人物質・材料研究機構
トポロジカル状態を発現する革新的蜂の巣格子型材料
この特許は、原子が蜂の巣状に配置された蜂の巣格子型材料において、Kekule超構造の導入により、巨大な有効スピン軌道相互作用と安定した下ポロジカル状態を発現する材料の開発について説明しています。トポロジカル状態の確認は、物質の数が少なく、またそのほとんどが非常に低温でのみその性質を示すため、これまで困難でした。しかし、本発明により、この問題が解決します。具体的には、Cu [1 1 1] 面にCO分子を配置し、一部の六員環に余分のCO分子を導入することで、Kekule超構造を導入します。この結果、新たな材料は、巨大な有効スピン軌道相互作用と安定した下ポロジカル状態を発現し、これまでの材料研究や操作に新たな可能性をもたらします。
つまりは、Kekule超構造導入により、巨大有効スピン軌道相互作用と安定した下ポロジカル状態を発現する材料を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 材料科学ナノテクノロジー量子コンピューティング
- スピントロニクス応用
- 量子コンピューティングへの活用
- 高温環境下でのトポロジカル状態確認
蜂の巣格子型材料はスピントロニクス(電子のスピンを利用した電子技術)に応用可能です。スピン軌道相互作用とトポロジカル状態の発現により、新しいスピン制御デバイスの開発が可能となります。
本発明の材料は、量子コンピューティングに新たな可能性をもたらします。トポロジカル状態の発現により、量子ビットの安定性が向上し、エラーの影響を受けにくい量子情報処理が可能となります。
本発明により、従来は低温でしか確認できなかったトポロジカル状態が、より高温の環境下でも確認可能となります。これにより、実用的な環境下でのトポロジカル状態の研究や応用が広がります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2015-101321 |
発明の名称 | Kekule超格子構造を有し巨大有効スピン軌道相互作用及びトポロジカル状態を発現する蜂の巣格子型材料 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2016-219546 |
登録番号 | 特許第0006478187号 |
- サブスク
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