知財活用のイノベーションで差別化を

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国立大学法人 筑波大学
高周波環境での性能向上!新世代磁性複合体の開発

国立大学法人 筑波大学
高周波環境での性能向上!新世代磁性複合体の開発

本特許は、高周波環境における磁性体材料の性能向上に成功した新しい磁性複合体に関連しています。基板上に積層されるフェライトに圧縮力を与えることで、フェライトの結晶構造をc軸方向に伸ばし、大きな負の一軸異方性を実現することが可能となりました。これにより、磁性体の磁気モーメントの歳差運動の周波数を変更し、共鳴周波数を大きくすることができます。高周波デバイスに使用すると、共鳴周波数以下の領域で好適に駆動することができるため、高周波領域での磁性特性の向上が期待できます。また、共鳴周波数では電磁波を吸収するため、より高周波数域の電磁波を遮断する高周波フィルターの開発も可能となります。

つまりは、フェライトの結晶構造を調整し、大きな負の一軸異方性を持つ磁性複合体を実現しました。

AIによる特許活用案

おすすめ業界 電子機器製造業通信機器製造業宇宙航空産業

  • 高周波デバイスの性能向上
  • この技術を用いることで、高周波デバイスの磁性特性を向上させることができます。具体的には、磁性体膜のc軸方向の格子定数がa軸方向の格子定数より大きい構造を持つ新しい磁性複合体を開発し、高周波環境下での性能を向上させることが可能です。

  • 高周波フィルターの開発
  • この磁性複合体は共鳴周波数で電磁波を吸収する性質を持つため、これを利用してより高周波数域の電磁波を遮断する高周波フィルターの開発が可能です。これにより、通信機器などの電子機器の性能向上や電磁波対策に貢献することができます。

  • 通信速度向上の可能性
  • 本磁性複合体は、高周波領域での性能向上をもたらすため、無線通信の高速化に寄与することが期待されます。具体的には、通信速度を左右する要素の一つである高周波信号の伝送特性を改善することが可能となります。

活用条件

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ

特許評価書

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  • 権利概要
出願番号特願2015-162968
発明の名称磁性複合体及び高周波デバイス
出願人/権利者国立大学法人 筑波大学
公開番号特開2017-041556
登録番号特許第0006713659号
  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

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