公益財団法人鉄道総合技術研究所
空気ばねを活用した革新的な鉄道車両制振装置

公益財団法人鉄道総合技術研究所
空気ばねを活用した革新的な鉄道車両制振装置
本制振装置は、空気ばねとその補助空気室の伸縮により、鉄道車両の振動を低減させるための装置です。空気ばねは車体側に設けられ、その上部部材の下方で弾性体を介して台車枠に取り付けられます。さらに、流路とバイパス流路を通じて空気ばねと補助空気室が連通します。制振装置は、車体の振動を抑制する目標減衰特性と目標制振力をそれぞれ演算する制振制御手段を備え、これにより可変減衰ダンパと上下動アクチュエータが効果的に制御されます。特に、流路の流路断面積とバイパス流路の流路断面積の和が、空気ばねと補助空気室を接続する管路の流路断面積に対して実質的に同等以上であることが特徴的です。
つまりは、鉄道車両の振動を効果的に抑制するための制振装置で、空気ばねとその助空気室の伸縮によって減衰力を発生させる。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 鉄道業界交通インフラストラクチャ製造業
- 高速鉄道の乗り心地改善
- 貨物列車の安全性向上
- 鉄道車両の長寿命化
高速鉄道の乗り心地改善に活用することが可能です。振動を抑えることで、乗客の快適性を向上させ、長時間の移動でも快適に過ごせるようになります。
貨物列車における振動を抑制し、貨物の安全輸送を支援します。特に、脆弱な物品や精密機器の輸送においては、振動が問題となることが多いため、本制振装置の活用は貨物の安全性を大いに向上させます。
鉄道車両における振動は、車両の構造に対するストレスとなり、故障やトラブルの原因となることがあります。制振装置を活用することで、これらの問題を予防し、鉄道車両の長寿命化を図ることが可能です。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2015-183645 |
発明の名称 | 制振装置 |
出願人/権利者 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 |
公開番号 | 特開2017-056846 |
登録番号 | 特許第0006313269号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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