国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
遺伝子改良の新たな可能性を開く、休眠性系統カイコ由来の非休眠卵生産方法

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
遺伝子改良の新たな可能性を開く、休眠性系統カイコ由来の非休眠卵生産方法
本特許は、休眠性系統カイコ由来の非休眠卵を生産し、それを用いた遺伝子組換えカイコの作出方法について述べています。具体的には、休眠ホルモン阻害剤を雌親カイコに導入し、その結果得られた雌親カイコを雄親カイコと交配させ、産卵させて卵を得る方法が含まれています。さらに、遺伝子組換えカイコはマイクロインジェクション法を用いて作出され、その後選択工程により鋼化したカイコから遺伝子組換えカイコが選択されます。この方法により、休眠性系統である実用系統から非休眠卵を得ることが可能となり、大量生産や有用タンパク質の生産に役立つと考えられます。
つまりは、休眠性系統カイコから得られる非休眠卵を用いた遺伝子組換えカイコの作出方法
AIによる特許活用案
おすすめ業界 産業バイオテクノロジー農業生物学
- 遺伝子組換えカイコによる質の高い絹糸生産
- 有用タンパク質の大量生産
- 遺伝子研究の進展
遺伝子組換えカイコから生産された絹糸は、特定の遺伝子の導入により、強度や光沢などの特性が改良される可能性があります。これにより、従来の絹糸よりも品質の高い絹糸を生産し、高級衣料品や工業製品の素材として利用することが可能になります。
カイコの絹腺は大量のタンパク質を短期間で合成する能力があります。これを利用して、遺伝子組換えカイコから有用タンパク質を大量生産することができます。これは医薬品の開発やバイオ燃料の生産など、幅広い分野で活用可能です。
本特許の遺伝子組換えカイコ作出方法は、遺伝子の機能解析や生物の進化研究など、遺伝子研究の新たな手法を提供します。特に、休眠性系統カイコ由来の非休眠卵を使うことで、遺伝子の導入や発現の効率を向上させ、より詳細な遺伝子解析が可能になると考えられます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2015-219638 |
発明の名称 | 遺伝子組換えカイコ作出方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 | 特開2017-085958 |
登録番号 | 特許第0006765803号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
準備中です