国立大学法人東京工業大学
ミミズのように動く、新次元の移動体

国立大学法人東京工業大学
ミミズのように動く、新次元の移動体
本特許は、流体圧を利用して管内を自走することができる移動体を紹介しています。体内のみならず、ガス管などの管路や複雑な狭隘地形における用途が期待されています。一端が閉じられ、他端に外部から制御可能な圧力を受けるインナーチューブと、加圧によって径方向に膨張し、軸方向に収縮する伸縮部材であって、インナーチューブの外側に軸方向に複数のチャンバー室を形成する伸縮部材と、を備えています。この移動体は、インナーチューブの他端に供給する1系統の圧力を制御することにより、複数のチャンバー室を、比率の大きさに応じて異なるタイミングで膨張、収縮させ、これにより移動体をミミズのように変形させて、推進力を発生させることが可能です。
つまりは、管内を自走する能力を持った、流体圧を利用した新型の移動体
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療エネルギー管理・保守
- ミミズ型移動体を用いた内視鏡の改良
- 管路の保守・点検
- 複雑な地形の探査
この移動体は、自身の推進力を持つため、内視鏡などの医療機器に応用すれば、医療行為者が外部から力を与えることなく、体内を移動することが可能となります。これにより、患者への負担を軽減するとともに、より正確な診断を可能にします。
ガス管などの管路の保守・点検においても、この移動体は大いに活用できます。従来、狭く複雑な管路の点検や清掃は困難でしたが、このミミズ型移動体を利用すれば、難易度が大幅に下がり、効率的な作業が可能になります。
地震や土砂崩れなどの災害時における人命救助や、考古学的な発掘作業など、複雑な地形の探査にもこの移動体は有用です。ミミズのように変形しながら進行するため、狭い空間や複雑な地形でも自由自在に動き回ることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-024614 |
発明の名称 | 移動体 |
出願人/権利者 | 国立大学法人東京工業大学 |
公開番号 | 特開2017-141930 |
登録番号 | 特許第0006677409号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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