日本放送協会
超高解像度映像の伝送と保存を効率化する、画像符号化・復号化技術

日本放送協会
超高解像度映像の伝送と保存を効率化する、画像符号化・復号化技術
この特許は、エントロピー符号化と量子化を用いた画像の符号化装置と復号装置、そしてそれらの機能を実現するプログラムに関するものです。一次元配列データは、変換係数をブロックごとにスキャンし、エントロピー符号化を行います。ここで、コスト値に基づき最適なスキャン方向を決定し、このスキャン方向を示す情報を出力します。また、近似曲線の最適な減衰係数や位相係数も同様に決定し、これらを示す情報を出力します。さらに、復号装置では、符号化されたビットストリームから変換係数差分値の量子化係数や予測に必要な情報を取得し、一次元配列の変換係数を復元します。これにより、高効率な画像圧縮と伝送が可能になります。
つまりは、一次元配列データの最適なスキャン方向や、近似曲線の最適な減衰係数や位相係数を決定し、高効率の画像符号化・復号化を実現する技術。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 通信映像制作IT
- 映像ストリーミングサービスへの応用
- 高解像度映像の効率的な保存と配信
- 映像編集ソフトウェアの高速化
この技術を利用することで、映像ストリーミングサービスでは、送信する映像データの量を大幅に削減することができます。これにより、ユーザーはスムーズな視聴体験を享受でき、同時に企業はデータ転送にかかるコストを削減することが可能になります。
8Kなどの超高解像度映像は、データ量が大きいため保存や配信に課題がありました。しかし、この技術を用いることで、データ量を効率的に圧縮し、保存や配信を実現できます。これにより、高解像度映像の普及を加速させることが可能となります。
映像編集ソフトウェアでは、編集作業中にリアルタイムで映像を圧縮・伸張する必要があります。この技術を適用することで、より高速な映像処理が可能となり、映像編集の効率を向上させることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-026260 |
発明の名称 | 符号化装置、復号装置、及びプログラム |
出願人/権利者 | 日本放送協会 |
公開番号 | 特開2017-147508 |
登録番号 | 特許第0006681731号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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