国立大学法人宇都宮大学
画像処理の新たな可能性: 色収差を活用した被写体の位置と形状認識

国立大学法人宇都宮大学
画像処理の新たな可能性: 色収差を活用した被写体の位置と形状認識
本特許では、レンズを介して撮影された画像データの色収差を利用した被写体の位置と形状の認識方法を提供します。特に、焦点一致面の前後に存在する被写体の位置と、形状が異なる被写体の表裏を容易に判定することが可能です。色収差とは、光の分散が原因でレンズを介して被写体を撮影したときに生じる色のずれのことで、本発明ではこの色収差の挙動が焦点一致面の前後で特徴的に変化することを利用します。この方法は、たとえば微小な花粉やマイクロマニピュレータのエンドエフェクタの撮影など、被写体とレンズの間の距離を把握することが困難な状況で有効です。
つまりは、レンズを通じて撮影された画像データの色収差を用いて、被写体の位置や形状を正確に判定する方法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 デジタルイメージングプロダクトデザインロボット工学
- 精密な位置認識技術の開発
- 高精度な3Dスキャン技術の開発
- 自動ドライブシステムの進化
本特許を活用することで、被写体の正確な位置を認識する技術を開発できます。特に、微小な物体や複雑な形状の物体に対する位置認識の精度を向上させることが可能です。
色収差を利用することで、被写体の形状や表裏をより精度高く捉える3Dスキャン技術の開発が期待できます。これにより、例えば製品の3Dモデリングやバーチャルリアリティ(VR)での利用など、幅広い応用が可能となります。
本特許は、自動運転車両のセンサー技術にも応用可能です。色収差を用いることで、周囲の物体の位置や形状をより正確に認識し、安全性を向上させることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-051864 |
発明の名称 | 画像データの処理方法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人宇都宮大学 |
公開番号 | 特開2017-169011 |
登録番号 | 特許第0006809665号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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