独立行政法人酒類総合研究所
遺伝子組み換えなしで醸造特性が向上した酵母株の作出方法

独立行政法人酒類総合研究所
遺伝子組み換えなしで醸造特性が向上した酵母株の作出方法
本特許は、酢酸イソアミル生産性などの醸造特性が向上した新規な酵母株の作出方法について述べています。イノシトールは酵母による酢酸イソアミル合成を抑制する一方で、酵母の増殖には必要な成分です。本発明では、分岐鎖脂肪酸ベルプロ酸ナトリウムを用いてイノシトール及びその代謝産物のホスファチジルイノシトールの合成を阻害し、長期間の培養により酢酸イソアミル高生産性、酢酸低生産性などの優れた醸造特性を持つ酵母株を作出します。この方法は遺伝子組み換えを必要とせず、醸造特性が向上した酵母株を高確率で取得することが可能です。
つまりは、イノシトールの合成阻害剤を利用した新規な酵母株の作出方法
AIによる特許活用案
おすすめ業界 酒造業バイオテクノロジー食品製造業
- 高品質な清酒の製造
- 新規な酵母株の開発
- サステナブルな酒造り
本発明の酵母株を用いることで、酢酸イソアミルの高生産性と酢酸の低生産性を兼ね備えた優れた醸造特性を持つ清酒を製造することが可能になります。これにより、風味豊かな清酒を製造することができ、消費者に対する付加価値を提供することが可能になります。
本発明の方法を利用することで、遺伝子組み換えを必要とせずに酵母株の醸造特性を改良することが可能です。これにより、新規な酵母株の開発コストを低減することができ、さまざまな醸造製品の開発に役立てることができます。
本発明は、酵母株の改良に遺伝子組み換えを必要としないため、自然環境に配慮したサステナブルな酒造りを実現することができます。これにより、環境意識の高い消費者に対するアピールポイントとなります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-057565 |
発明の名称 | 醸造特性が向上した酵母株の作出方法 |
出願人/権利者 | 独立行政法人酒類総合研究所 |
公開番号 | 特開2017-169471 |
登録番号 | 特許第0006748884号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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