国立研究開発法人産業技術総合研究所
剛性と伸びのバランスが取れた次世代ポリプロピレン系樹脂組成物

国立研究開発法人産業技術総合研究所
剛性と伸びのバランスが取れた次世代ポリプロピレン系樹脂組成物
機械的強度向上のために無機材料やガラス織維等のフィラーをポリプロピレン樹脂組成物に配合する試みが行われてきました。その一方で、有機化層状無機化合物をフィラーとして用いることで、良好に分散したナノコンポジットが得られることが知られています。さらに、シリカナノ粒子を樹脂中に良好に分散させる試みも行われていますが、十分な引張り伸びを得ることができない問題がありました。本発明は、強度や剛性を向上させつつ、伸びや耐衝撃性の低下を抑制した新たなポリプロピレン系樹脂の開発について述べています。
つまりは、この特許は、剛性、降伏応力、伸び、および衝撃性のバランスが取れたポリプロピレン系樹脂組成物について述べています。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 自動車産業家電製品産業プラスチック製品製造業
- 自動車部品の材料としての活用
- 家電製品の外装材料としての活用
- 構造材料としての活用
機械的強度と伸びがバランスよく取れたポリプロピレン系樹脂組成物は、自動車部品の素材として適しています。自動車部品には強度と耐久性が求められますが、この新素材はその要求を満たしつつ、軽量化にも寄与します。
本特許のポリプロピレン系樹脂組成物は、家電製品の外装材料としても活用可能です。剛度と伸びのバランスが取れているため、耐久性と形状保持性に優れています。また、成形加工性にも優れているため、様々な形状の家電製品に対応できます。
強度と伸びがバランスよく取れた本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、建築物や構造物の構造材料としても活用できます。特に、シリカナノ粒子を良好に分散させることで、高い剛性と強度を持つことが可能で、長期間の使用に耐える構造材料として期待されます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-083985 |
発明の名称 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2017-193613 |
登録番号 | 特許第0006802552号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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