国立研究開発法人物質・材料研究機構
滴水中の放射性セシウムを安全に取り除く新技術

国立研究開発法人物質・材料研究機構
滴水中の放射性セシウムを安全に取り除く新技術
本発明は、ソーダ石灰ガラスを粉砕・分級した非吸着性粒子を使用し、滴水中に存在する懸濁物質を取り除く装置とその方法に関します。独自の濾過体および洗浄水ユニットを組み合わせて使用することで、放射性セシウムを吸着した懸濁物質を含む水を安全に処理することが可能です。特に、非吸着性粒子の粒径範囲は0.5mm以上10mm以下と定められており、セシウム吸着材を使用せずに濾過と洗浄が可能です。重力または圧力によって油水を濾過体中に流入させることが可能で、洗浄水と接触することで個々の粒子表面が露出します。これにより、放射性セシウムを効率的に除去することができます。
つまりは、非吸着性粒子を使用した滴水中の放射性セシウム除去装置とその方法
AIによる特許活用案
おすすめ業界 原子力発電環境保全水処理
- 原子力発電所における放射能処理
- 湖沼や河川の水質改善
- 除染洗浄水の処理
原子力発電所の事故等により放射性セシウムに汚染された場合、この技術を活用して、放射性セシウムを吸着した懸滴物質を含む水を効率的に処理することが可能です。これにより、環境への放射能リスクを最小限に抑えることができます。
水質汚染が問題となっている湖沼や河川で、この装置を使用することで、放射性セシウムを吸着した懸滴物質を効率的に除去することができます。これにより、水質の改善と生態系の保護に貢献することができます。
建設現場や除染作業の現場で発生する放射性セシウム吸着した汚水の処理にもこの技術を活用することができます。洗浄水と非吸着粒子を組み合わせることで効率的に放射性セシウムを回収し、新たな放射性廃棄物の発生を抑えることができます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-164970 |
発明の名称 | 濁水中セシウム除去装置および方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2018-013489 |
登録番号 | 特許第0006478194号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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