大学共同利用機関法人自然科学研究機構
高効率・低コストな製薬技術―パラジウム触媒を用いた革新的カップリング反応

大学共同利用機関法人自然科学研究機構
高効率・低コストな製薬技術―パラジウム触媒を用いた革新的カップリング反応
本特許は、特殊な配位子を使用せず、高い収率(例えば80%以上)で鈴木-宮浦クロスカップリング反応を可能にする製造方法を提示します。本方法は、有機化合物と有機ホウ素化合物を、10mo1 ppm以下の量のパラジウム塩、炭酸塩、エタノールまたはイソプロパノールと水を含む混合溶媒の存在下で反応させることにより、カップリング体を製造します。この方法は、酸素含有気体の大気下で反応を行うことにより、実用的に利用可能な収率で、鈴木-宮浦クロスカップリング反応のカップリング体が得られることを実証しています。本発明者らは、反応系中で生成するパラジウム種を観察し、その活性が極めて高いことを発見しました。これにより、僅かな触媒量でも反応が円滑に進行することが可能となります。
つまりは、特殊な配位子を必要とせず、僅かなパラジウム触媒で鈴木-宮浦クロスカップリング反応を実現する製造方法を提供。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医薬品製造業化学業液晶製造業
- 医薬品製造の効率化とコスト削減
- 環境負荷の低減
- 液晶製造への適用
この方法を医薬品製造に応用することで、高価なパラジウム触媒の使用量を削減し、製造コストを大幅に下げることが可能となります。また、高い収率により、生産効率も向上します。
本特許の方法は、高価で希少なパラジウム触媒の使用量を大幅に削減します。これにより、資源の消費を抑えるとともに、環境負荷を低減することが可能となります。
本特許の方法は液晶の合成にも適用が可能です。製造コストの削減と生産効率の向上により、液晶の大量生産が可能となり、テレビやスマートフォンなどのエレクトロニクス製品の価格低下に貢献できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2016-175897 |
発明の名称 | 脱離基を有する有機化合物と有機ホウ素化合物とのカップリング体の製造方法 |
出願人/権利者 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 |
公開番号 | 特開2018-039762 |
登録番号 | 特許第0006754131号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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