国立研究開発法人物質・材料研究機構
高圧物性測定の新たな可能性を拓く、革新的ダイヤモンドアンビルセル

国立研究開発法人物質・材料研究機構
高圧物性測定の新たな可能性を拓く、革新的ダイヤモンドアンビルセル
本特許は、ダイヤモンド製圧子を用いた高圧物性測定のためのダイヤモンドアンビルセルに関するものであり、特に電気的特性を測定するのに適した電極パターンを有します。このダイヤモンドアンビルセルは、高圧下での材料物性測定に有益で、地球上で最も硬い物質であるダイヤモンドをアンビルに用いることで、200GPa以上の超高圧を発生させることが可能です。さらに、ダイヤモンドアンビルは透明であるため、X線等の分光により、高圧下の物質変化を直接的に観察・測定することができます。また、ダイヤモンドアンビルを通してレーザー光を導入することにより、試料に高温を加えることも可能です。これにより、高温高圧状況下での材料物性測定が可能となります。そのため、高圧下の電気的特性、例えば電気抵抗の測定などにも有用です。
つまりは、ダイヤモンド製圧子を用いた高圧物性測定のためのダイヤモンドアンビルセルで、電気的特性測定に適した電極パターンを有し、高圧下の材料物性測定が可能。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 物性研究電子部品製造材料科学
- 高圧下での新素材の特性評価
- 高圧環境下での電子部品の信頼性評価
- 高温高圧環境下での化学反応の観察
新たな材料の開発や既存の材料の特性改善のためには、その材料の物性を把握することが重要です。このダイヤモンドアンビルセルを用いれば、高圧下での新素材の電気的特性を測定することが可能となり、より詳細な特性評価が行えます。
高圧環境下で使用される電子部品の設計や評価には、その部品の高圧下での電気的特性を把握することが必要です。この特許の技術を用いれば、高圧下での電子部品の信頼性を評価することが可能となります。
高温高圧環境下での化学反応の観察には、高圧下での物質の物性や反応の様子を直接観察することが求められます。このダイヤモンドアンビルセルを用いれば、高温高圧環境下での化学反応の観察が可能となり、より詳細な反応メカニズムの解明に寄与します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-019915 |
発明の名称 | ダイヤモンドアンビルセル及びこれを用いた高圧物性測定装置 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2018-128286 |
登録番号 | 特許第0006832574号 |
- サブスク
- 譲渡
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