国立大学法人富山大学
革新的な癌診断の新時代、静止期癌幹細胞の効率的分離方法

国立大学法人富山大学
革新的な癌診断の新時代、静止期癌幹細胞の効率的分離方法
本特許は、癌の予後や転移の可能性を判定するための新たな方法を提供します。具体的には、静止期癌幹細胞の形質を測定し、その形質が未分化かつ自己複製能、コロニー形成能、転移能及び薬剤耐性からなる性質を含むことを示しています。また、これらの形質は、anog遺伝子及びBmi-1遺伝子、ERCC 1遺伝子の発現を指標にして測定することが可能です。さらに、静止期癌幹細胞の遺伝子発現パターンを測定することで、被験体の生体試料から静止期癌幹細胞を検出及び分離し、癌の予後又は転移の可能性を判定支援できます。この技術は、生体試料中の細胞を培養する手段、蛍光ラベル化手段、静止期癌幹細胞の分離手段、並びに静止期癌幹細胞の形質分析手段を含むシステムとして実現可能です。
つまりは、癌の予後や転移の可能性を判定するための静止期癌幹細胞の分離・解析システム
AIによる特許活用案
おすすめ業界 ヘルスケアバイオテクノロジーファーマシューティカル
- 早期癌診断の新たなツールとしての活用
- カスタマイズされた治療戦略の開発
- 新しい薬剤の開発とテスト
この技術は、早期癌診断の新たなツールとして活用できます。特定の形質を持つ静止期癌幹細胞を検出し、その発現パターンから癌の進行や転移の可能性を予測することが可能です。
静止期癌幹細胞の遺伝子発現パターンを理解することで、それぞれの患者に最適な治療戦略を開発することが可能です。これにより、個々の患者の薬剤耐性や予後をより正確に予測し、より効果的な治療計画を策定できます。
静止期癌幹細胞の形質を理解することは、新しい薬剤の開発とテストにも有用です。特定の遺伝子発現パターンを標的とする新しい薬剤を開発し、その効果を静止期癌幹細胞に対してテストすることが可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-028150 |
発明の名称 | 静止期癌幹細胞の効率的分離方法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人富山大学 |
公開番号 | 特開2018-130094 |
登録番号 | 特許第0006890818号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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