国立研究開発法人産業技術総合研究所
高精度な放射性物質測定のための新たな放射性ファントム

国立研究開発法人産業技術総合研究所
高精度な放射性物質測定のための新たな放射性ファントム
本特許は、放射線濃度測定器の校正用に使用する放射性ファントムの作製方法を提供します。具体的には、放射性核種イオンとその元素の非放射性核種イオンを含むメッキ液に基材粒子を浸漬し、放射性核種を含むメッキ膜を形成します。さらに、放射性核種イオンを含む溶液を非放射性核種イオンの酸または金属塩の溶液に加えてメッキ液を準備し、その他のメッキ膜を形成します。これにより、放射性物質を含む放射性被膜と基材粒子からなる複合粒子を作製し、これを含む放射性ファントムを提供します。これにより、放射線濃度測定の対象物の形状を有する放射性ファントムを作成することが可能となります。
つまりは、本発明は、放射性物質を含む粒子およびその粒子を含むファントムに関するもので、放射線濃度測定器の校正に使用することが可能です。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療機器研究開発原子力
- 放射線治療の精度向上
- 原子力施設の安全管理
- 研究開発の助け
この技術を利用して、放射線治療の精度を向上させることが可能です。放射線治療の際には、照射される放射線の量を正確にコントロールすることが重要となりますが、この技術で作成された放射性ファントムを使用することで、放射線照射装置の校正をより正確に行うことが可能になります。
原子力施設では、放射性物質の管理が重要となります。この技術を利用して、放射性物質の濃度を正確に測定することで、施設内の放射性物質の管理をより厳密に行うことが可能となります。これにより、施設の安全性を高めることができます。
この技術は、放射性物質に関する研究開発の助けとなります。特に、放射性物質の計測や分析に関する研究においては、精度の高い校正が求められます。この技術で作成された放射性ファントムを使用することで、より正確な研究結果を得ることが可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-092332 |
発明の名称 | 放射性複合粒子およびその作製方法、放射性ファントムおよびその作製方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 | 特開2018-189501 |
登録番号 | 特許第0006890319号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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