国立大学法人 長崎大学
外来DNAを効率的にゲノムに挿入するための新手法

国立大学法人 長崎大学
外来DNAを効率的にゲノムに挿入するための新手法
本特許は、外来DNAを細胞のゲノムDNA中の複数の部位に挿入する方法に関するものです。ヌクレアーゼを用いて、ドナーDNAに含まれるヌクレオチド配列と相同なヌクレオチド配列中の標的配列を優先的に切断します。ドナーDNAはクローン化されたDNAや異なる外来DNA配列をそれぞれ含む2種以上のドナーDNAの混合物など、多様な形態で使用できます。また、外来DNA配列が構造遺伝子をコードする場合や、ドナーDNAが環状二本鎖DNAである場合も対象としています。さらに、ヌクレアーゼの種類もCRISPR-CasシステムにおけるガイドRNAとCasタンパク質との複合体、ガイドRNAとCas9タンパク質との複合体など、多種多様に対応しています。
つまりは、ヌクレアーゼを用いて、複数の部位に外来DNAを挿入する手法を特許化。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療・ヘルスケア生物学研究遺伝子工学
- 遺伝子療法の進展
- カスタマイズされた生物の創出
- 高度な遺伝子編集技術の開発
本特許の技術は、遺伝子療法の領域で大きな貢献をする可能性があります。特定の遺伝子をターゲットとした治療のために、効率的に外来DNAを細胞のゲノムに挿入することが可能となります。
外来の遺伝子を複数の部位に挿入することで、特定の特性を持つ生物を創出することが可能になります。これにより、農業や生物学研究などで、特定の特性を持つ生物の需要がある場面で活用できます。
本特許の技術は、遺伝子編集技術のさらなる進化を促す可能性があります。複数の遺伝子を効率的に導入することで、より複雑な遺伝子操作が可能となり、新たな遺伝子編集技術の開発につながります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-097706 |
発明の名称 | 多重遺伝子導入手法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人 長崎大学 |
公開番号 | 特開2018-191561 |
登録番号 | 特許第0006990385号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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