学校法人神奈川大学
高粘度油剤も室温で流動性を持つ!革新的O/W型エマルション製造法

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高粘度油剤も室温で流動性を持つ!革新的O/W型エマルション製造法
従来の技術では、室温で固体の油剤を乳化する際に問題がありました。乳化が困難で、高温で乳化しても室温まで冷却すると乳化が崩壊することが多かったのです。それに対し、本発明では、水酸基を有する重縮合ポリマーまたは両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体を利用し、油剤を乳化させることで、流動性のあるエマルションを室温でも得ることが可能となりました。具体的な製造方法は、油剤を加熱し、油剤、水、重縮合ポリマーまたは閉鎖小胞体を混合してエマルションを作り、そのエマルションを油剤の融点又は軟化点以下に冷却することで室温でも流動性を保つエマルションが得られます。
つまりは、本特許は、室温で高粘度の液体、半固体又は固体の油剤を含みながらも、室温で流動性のあるエマルションを作成する方法に関する。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 化学工業製薬業化粧品業
- 新たなコスメティック製品の開発
- 高粘度油剤の取扱い改善
- 環境負荷の低減
本特許の技術を用いて、高粘度の油剤を含む新たなコスメティック製品を開発することが可能です。従来困難だった室温での流動性を持つエマルションの製造が可能となりますので、新たな商品開発に繋がる可能性があります。
高粘度の油剤は取扱いが困難でしたが、本発明により流動性を持つようになるため、取扱いが容易になります。これにより、生産効率の向上や作業の省力化が期待できます。
従来、高温で乳化を行い続ける必要があったため、エネルギー消費が大きかったです。しかし、本発明により室温でも流動性を持つエマルションが製造できるため、エネルギー消費を抑えることができ、環境負荷の低減に寄与します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-146656 |
発明の名称 | O/W型エマルション及びその製造方法 |
出願人/権利者 | 学校法人神奈川大学 |
公開番号 | 特開2019-026708 |
登録番号 | 特許第0006863584号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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