国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
地下水の淡水化を高精度に計測・判定する装置

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
地下水の淡水化を高精度に計測・判定する装置
本装置は、深度によって地下水の塩分濃度が異なる帯水層で淡水を揚水する能力を持っています。特定の深度に設置して井戸の上下方向の地下水を監視し、塩分濃度を経時的に計測します。揚水口を一端に接続した揚水ホース、揚水ホースの他端に接続した揚水ポンプ、そして水位を検出する水位計を備えています。これらの機能により、淡水と塩水の区別を正確に行い、淡水の有効利用を可能にします。この装置は津波等による塩水化災害後の地下水の淡水化プロセスを監視するのに特に有用で、適切な揚水タイミングを判定し、淡水資源の効率的な利用を実現します。
つまりは、深度によって地下水の塩分濃度が異なる帯水層で淡水を揚水する装置です。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 農業水産業環境
- 災害復旧における淡水資源の活用
- 農業用地下水の管理
- 水質改善のための監視システム
地震や津波などによる災害後、地下水が塩水化し、淡水利用が困難となった場合でも、本装置を使用すれば塩分濃度を監視し、適切な淡水域を判定することが可能です。これにより、適切な時期に淡水を揚水し、災害復旧における水資源の再利用を効率的に行うことができます。
農業では、地下水の淡水化状況を把握し、適切な水資源の利用が求められます。本装置を使用すれば、塩分濃度を詳細に監視し、淡水利用の最適なタイミングを判断することができます。これにより、地下水の効率的な利用を可能にし、コスト削減や生産性向上に寄与します。
塩分濃度が高い地下水は、飲用水や工業用水としての利用に制限があります。本装置を用いて地下水の塩分濃度を経時的に監視し、淡水化の進行を詳細に把握することができます。これにより、塩分除去処理の最適なタイミングを見極め、水質改善のための効率的な管理が可能になります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-148757 |
発明の名称 | 地下水の淡水利用判定方法、判定装置、及び地下水の淡水利用揚水装置 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 | 特開2019-027181 |
登録番号 | 特許第0006472148号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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