国立大学法人千葉大学
新次元の触媒開発、光学活性物質の合成を可能に

国立大学法人千葉大学
新次元の触媒開発、光学活性物質の合成を可能に
本発明は、ハロゲン結合ドナープ有機塩基複合型化合物及びこれを含む酸塩基複合触媒に関するものである。従来の触媒では活性化の困難であったソフトな基質の活性化が可能となり、新たな医薬品候補化合物等の合成が可能となる。特に、シンコナアルカロイド由来の光学活性ジアミンと2, 3, 4, 5-テトラフルオロー 6- ヨード安息香酸を縮合させることで、新規なハロゲン結合ドナープ有機塩基複合型化合物の創製に成功した。さらに、その新規化合物を触媒として活用する一例として、マロノニトリル及びN- Bocイミンからのマンニッヒ生成物の製造にも成功し、本発明を完成させるに至った。
つまりは、ソフト性の強いハロゲン結合ドナーを導入した新たな酸塩基複合触媒の創製
AIによる特許活用案
おすすめ業界 化学製薬バイオテクノロジー
- 新たな医薬品の開発
- 高度な不斉合成法の開発
- 化学反応の効率化
本発明の酸塩基複合触媒は、従来の触媒では活性化の困難であったソフトな基質の活性化が可能となり、新たな医薬品候補化合物の合成が可能となる。これにより、新たな医薬品の開発が期待できる。
本発明の酸塩基複合触媒は、光学活性な物質の合成方法である不斉合成法の中でも、少量の不斉源から理論上無限の光学活性体を合成することが可能な触媒的不斉合成法の開発に寄与する。
本発明の酸塩基複合触媒は、反応基質をスムーズに活性化でき、基質にはハード性の高いものが多く、その適用範囲には限りもあるという課題を解決することができる。これにより、化学反応の効率化が可能となり、製品の生産性向上に貢献する。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-157780 |
発明の名称 | ハロゲン結合ドナー/有機塩基複合型化合物及び酸塩基複合触媒 |
出願人/権利者 | 国立大学法人千葉大学 |
公開番号 | 特開2019-034908 |
登録番号 | 特許第0006906227号 |
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