国立研究開発法人物質・材料研究機構
革新的な超伝導線材製造技術

国立研究開発法人物質・材料研究機構
革新的な超伝導線材製造技術
本発明は、超伝導線材の製造方法で、特にNbとA1を含むフィラメント領域と、その周囲を覆うバリア層を有するシングル線を複数備えた前駆体線材の熱処理方法に関するものです。通常の急熱急冷処理では高温加熱による酸化反応や線材の焼き切れ、真空中での処理などの問題がありましたが、本発明の方法ではこれらの問題を解消します。さらに、線材表面に生成されるNb-Ga化合物の除去作業が必要で、これが製造コストを上昇させる原因となっていましたが、本発明の方法ではこの問題も解決します。この結果、製造効率と品質を向上させ、製造コストを抑制することが可能となります。
つまりは、高効率かつ低コストに超伝導線材を製造する方法を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 半導体産業電力産業研究開発
- 高品質な超伝導線材の製造
- 線材の製造コスト削減
- 研究開発の最適化
本発明の方法を用いることで、化学量論組成比に近いNb-A1超伝導線材を高効率かつ低コストで製造することが可能となります。これにより、半導体産業や電力産業など、超伝導線材の需要が高い産業での利用が期待されます。
従来、超伝導線材の製造には、高温加熱や真空中での処理、線材表面のNb-Ga化合物の除去など、複雑かつ高コストな工程が必要でした。しかし、本発明の方法を適用することで、これらの問題を解消し、製造コストを大幅に削減することが可能となります。
本発明の超伝導線材製造方法は、従来の方法に比べて高効率かつ低コストであり、これにより研究開発の効率化を実現します。具体的には、新たな超伝導材料の開発や、既存の超伝導線材の性能改善などの研究が、より低コストで、より迅速に行えます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2017-205171 |
発明の名称 | Nb3Al超伝導線材用の前駆体線材の熱処理方法、及びこの前駆体線材を用いたNb3Al超伝導線材の製造方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 | 特開2019-079672 |
登録番号 | 特許第0007032783号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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