国立大学法人 筑波大学
超弾性と低磁化率を兼ね備えた新時代の生体用金属材料

国立大学法人 筑波大学
超弾性と低磁化率を兼ね備えた新時代の生体用金属材料
本特許は、磁化率が低く、超弾性を有するジルコニウム合金を開発しました。この合金は、ニオブ、アルミニウム、ジルコニウムから成り、割合は特定の範囲内で調整されています。従来のTi合金やステンレス合金では、MRI撮影時に金属周囲の磁場が増大し、画像にノイズ(アーチファクト)が発生します。また、生体用金属材料には、弾性が求められるため、これらの材料には限界がありました。本発明のジルコニウム合金は、これらの問題を解決します。低磁化率によりMRI撮影時のノイズを減少させ、超弾性により人体への適合性を向上させます。特に、歯科インプラントや人工関節などの医療用途において、優れたパフォーマンスを発揮します。
つまりは、本特許は、MRI撮影時のアーチファクトを減少させるための低磁化率を持つ一方で、超弾性を有する生体用金属材料を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療業界研究開発製造業
- 歯科用インプラントの素材としての活用
- 医療機器の開発・製造
- 研究開発の一環としての利用
本特許の超弾性を有する低磁化率ジルコニウム合金は、歯科のインプラント素材として活用可能です。従来の材料に比べてMRI撮影時のノイズを低減し、高い適合性を持つため、患者の快適さと治療効果を向上させます。
人工関節や血管拡張用のステントなど、人体に使用される医療機器の開発・製造に本特許の金属材料を活用することで、医療機器のパフォーマンスと安全性を向上させることが可能です。特に、MRI撮影が必要な場合に、患者の負担を軽減します。
本特許のジルコニウム合金は、新たな生体用金属材料の開発に対する理解を深めるための研究材料としても有用です。特に、医療分野における磁気共鳴イメージング(MRI)と材料科学の交差点に位置する研究において、有益な知見を提供します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2018-026651 |
発明の名称 | 超弾性低磁化率ジルコニウム合金 |
出願人/権利者 | 国立大学法人 筑波大学 |
公開番号 | 特開2019-143180 |
登録番号 | 特許第0007138905号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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