国立大学法人 大分大学
革新的な腔評価方法で不妊治療の成功率を向上

国立大学法人 大分大学
革新的な腔評価方法で不妊治療の成功率を向上
この特許は、体外受精や腔移植などの不妊治療に用いられる腔の評価方法に関するものです。形態学的評価方法では観察者の主観的判断が入り込む余地が大きく、その結果が必ずしも腔の発生能や着床能を反映しているとは限らないという問題が存在します。本発明では、腔の培養液またはその処理物における特定の一次代謝物の量を測定し、その量が基準値と比較して高いか低いかによって腔の評価を行う方法を提供します。これにより、腔を傷つけることなく、かつ主観を排しつつ、評価対象の腔が良好であるか否かを評価することが可能となります。特に、メサコン酸、ピロガロール、キシリトール、2-ヒドロキシイソカプロン酸、カテコール、トリエタノールアミン、スクロース、5-アミノ吉草酸、リビトール、グリセロール2-リン酸、リボノラクトン、アセチルグリシン、ニコチン酸、2-ヒビドロキシイソ酷酸等の一次代謝物をマーカーとして使用します。
つまりは、主観的判断を排し、特定の代謝物マーカーの量を測定することで腔の評価を行う技術
AIによる特許活用案
おすすめ業界 医療バイオテクノロジーファーマシューティカル
- 不妊治療の成功率向上
- 新たな診断ツールの開発
- パーソナライズドメディシンの進展
この技術は、体外受精や腔移植の際に、腔の質をより正確に評価することで、不妊治療の成功率を向上させる可能性があります。具体的には、使用する腔の選択に役立つ情報を提供し、結果として治療の効率性と効果性を高めることができます。
この特許の技術を基に、腔の評価を行う新たな診断ツールを開発することが可能です。これにより、医療従事者はより科学的かつ客観的な方法で腔の評価を行うことができ、患者にとって最適な治療法を選択するための情報を提供できます。
この技術は、各個人の腔の状態を詳細に評価することが可能であるため、パーソナライズドメディシンの分野での進展を促す可能性があります。個々の患者に対して最適化された治療法を提供することで、治療の成功率を向上させ、患者のQOLを改善することが期待できます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2018-061684 |
発明の名称 | 胚の評価方法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人 大分大学 |
公開番号 | 特開2019-170235 |
登録番号 | 特許第0007134462号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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