国立研究開発法人情報通信研究機構
革新的な可変磁気結合回路の登場

国立研究開発法人情報通信研究機構
革新的な可変磁気結合回路の登場
本発明は、磁束の状態を有する回路要素である被結合対象の間で磁気結合する可変磁気結合回路であり、その構造を簡略化しながら、制御における混線を低減することができます。具体的には、ループ状に電流が流れる超伝導体のループ経路と、そのループ経路上に配置されたインダクタ部と、ループ経路上に配置され、ループ経路上で直列接続された少なくとも2つのジョセフソン接合を有し、その2つのジョセフソン接合による干渉であるアハロノフ・キャッシャー効果を利用して、与えられた電荷に基づいて、被結合対象の間の磁気結合強度を変更する結合強度変更部とを備えています。これにより、制御に2系統の磁束バイアスを必要とする従来の問題を解決し、磁束バイアス同士の混線を防止します。
つまりは、複雑な構造を必要とせず、制御における混線を低減する可変磁気結合回路
AIによる特許活用案
おすすめ業界 電子機器製造業通信業コンピュータ関連業
- 高度な計算処理の実現
- 磁力制御技術の革新
- デバイスの小型化と高性能化
本発明の可変磁気結合回路は、高度な計算処理を行うコンピュータや通信機器に使用することで、その性能を飛躍的に向上させることが可能です。特に、量子コンピュータの開発においては、その高度な計算能力を最大限に引き出すことが期待されます。
磁束の状態を制御することで、従来の磁力制御技術を革新的に進化させることが可能です。これにより、より高度な磁力制御が可能となり、多様な産業分野での応用が期待されます。
本発明の可変磁気結合回路は、複雑な構造を必要とせず、制御における混線を低減することが可能です。これにより、電子デバイスの小型化と高性能化を同時に実現することが可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2018-076790 |
発明の名称 | 可変磁気結合回路 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
公開番号 | 特開2019-186418 |
登録番号 | 特許第0007205850号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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