【国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構】歩行型作業機のハンドル杆負荷軽減システム
【国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構】
歩行型作業機のハンドル杆負荷軽減システム
歩行型作業機における新しいハンドル杆負荷軽減システム。ガススプリングとスライド移動機構により、後方障害物とハンドル杆間での作業者の負荷を軽減し、作業効率と安全性を向上させます。
本発明は、歩行型作業機のハンドル杆に関する技術であり、作業者が後方の障害物とハンドル杆との間に挟まれた場合でも、作業者の操作性を残しつつ負荷を低減することを目的としています。歩行型作業機は、発動機の動力を用いて走行する車輪と、作業を行う車体、一端が固定された前部分、作業者が把持する後部分を有します。後部分は前部分に対して車体の前方方向にスライド移動可能であり、ガススプリングにより移動に抗する力が付与されます。また、スライド移動に連動して車輪を停止させるクラッチワイヤとスイッチが備わっています(JPA 2023168909-000001)。
主な構成要素と機能
- 車輪(13):
- 発動機の動力で走行する車輪。
- ハンドル杆(30):
- 前部分(31)と後部分(32)を有し、後部分は前部分に対してスライド移動可能。
- ガススプリング(50):
- 後部分のスライド移動に抗する力を付与。
- クラッチワイヤ(41)およびスイッチ(45):
- 後部分のスライド移動に連動して車輪を停止させる装置。
動作原理
この歩行型作業機は、作業者がハンドル杆を握りながら移動します。後部分は前部分に対してスライド移動可能で、ガススプリングにより移動に抗する力が付与され、作業者が後方の障害物に挟まれた場合でも操作性を維持します。スライド移動が起こると、クラッチワイヤとスイッチが連動して車輪を停止させ、作業者の安全を確保します。
利点
- 安全性の向上:後方障害物に対する負荷軽減により、作業者の安全を確保。
- 操作性の維持:ガススプリングとスライド移動機構により、作業者の操作性を維持。
- 作業効率の向上:負荷軽減により、長時間の作業でも効率を維持。
AIによる特許活用案
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歩行型農業機械にこの技術を導入し、安全性と操作性を向上。
園芸機械において、後方障害物に対する安全対策としてこの技術を応用。
建設現場で使用される歩行型作業機に導入し、作業者の安全を確保。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-080293 |
出願日 | 2022/05/16 |
発明の名称 | 歩行型作業機 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 | 特開2023-168 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、歩行型作業機の安全性と操作性を向上させるための非常に実用的な技術を提供しています。ガススプリングとスライド移動機構を組み合わせることで、後方障害物に対する負荷を軽減し、作業者の安全を確保する点が特に優れています。農業機械や園芸機械における重要な技術革新です。