国立大学法人豊橋技術科学大学
障害物をものともしない、次世代型無線電力伝送システム

国立大学法人豊橋技術科学大学
障害物をものともしない、次世代型無線電力伝送システム
本無線電力伝送システムは、特に金属体や絶縁体などの障害物を有する金属で囲われた配管やエンジンルーム、工場内部などにおける装置等への無線で電力を供給、情報を送受信することを可能にします。通常、このような環境では金属の遮蔽効果により電磁界が閉じ込められますが、本システムは金属の遮蔽効果を利用して遮蔽構造内に電磁界を閉じ込める共振現象を利用し、電力を送受電します。また、送電部の導体線の長さと導体柱の長さを合わせた長さが構造体固有の共振周波数の波長の1/4より短く、容量性素子として動作するよう設計されています。これにより、配置に制限がある場所でも容易にインピーダンス整合が可能となり、電力伝送効率が大幅に向上します。
つまりは、金属体や絶緝体に囲まれた配管やエンジンルームなどに対して、効率的に無線で電力を供給する無線電力伝送システムです。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 工業自動車産業エネルギー産業
- 工場内装置への電力供給
- 電力供給が困難な場所への電力供給
- 自動車のエンジンルームへの電力供給
配管やエンジンルーム、工場内部などにおける装置等への電力供給が必要な場合、本無線電力伝送システムを活用することで、電源配線の手間を省きつつ、効率的に電力を供給することが可能となります。
金属体や絶縁体で囲まれ、電力供給が困難な場所に対しても、本システムを用いることで容易に電力を供給することが可能です。これにより、これまで電力供給が困難だった場所に新たな装置を設置するなど、設備の利便性を向上させることが可能となります。
自動車のエンジンルームなど、金属体で囲まれた狭い空間に対しても効率的に電力を供給することが可能です。これにより、自動車のエンジンルーム内の機器への電力供給を容易にし、車両の性能向上や新たな機能の追加を可能にします。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2018-225050 |
発明の名称 | 送受電器およびそれを用いる無線電力伝送システム |
出願人/権利者 | 国立大学法人豊橋技術科学大学 |
公開番号 | 特開2020-089209 |
登録番号 | 特許第0007307933号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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