【学校法人 工学院大学】アンカリング効果を予測する認知バイアス推定装置
【学校法人 工学院大学】
アンカリング効果を予測する認知バイアス推定装置
同一の実験参加者に同一の試行を繰り返さず、アンカリング効果に関する個人の特性を高精度に予測。複数の推定モデルを用いることで、認知バイアスの実験の困難性を回避し、個々の反応特性を明確にします。
本発明は、アンカリング効果という認知バイアスの実験の困難性を回避し、個人の特性を予測・推定する装置および方法に関するものです。アンカリング効果とは、ある数値や情報が後の判断に影響を与える認知バイアスの一種です。従来の方法では、同一の実験参加者に同一の試行を繰り返す必要がありましたが、本発明ではこれを回避し、個人の特性を高精度に予測することが可能です(JPA 2023067534-000001)。
主な構成要素と機能
- 第1受付部:
- 回答およびアンカを示す値を受け付けます。
- 第1推定モデル:
- 受け付けた値に基づいて第1の個人特性値を推定します。
- 第2推定モデル:
- 受け付けた値に基づいて第2の個人特性値を推定します。
- 第3推定モデル:
- 受け付けた値に基づいて追加の個人特性値を推定します。
動作原理
この装置は、まず第1受付部で回答およびアンカを示す値を受け付けます。これらの値を第1推定モデル、第2推定モデル、および第3推定モデルに適用することで、個人のアンカリング効果に関する特性値を推定します。これにより、同一の試行を繰り返すことなく、個人の認知バイアス特性を高精度に予測することができます。
利点
- 高精度な予測:複数の推定モデルを使用することで、個人の認知バイアス特性を正確に予測。
- 効率的な実験:同一の試行を繰り返す必要がなく、効率的にデータを収集・解析。
- 多用途な応用:心理学研究からマーケティング調査まで、幅広い分野で利用可能。
AIによる特許活用案
おすすめ心理学研究マーケティング調査ユーザー体験デザイン
- マーケティング調査
- 心理学研究
- 教育分野
消費者の認知バイアスを予測し、製品やサービスのマーケティング戦略を最適化します。
認知バイアスに関する研究に利用し、人間の意思決定プロセスを深く理解します。
学習者の認知バイアスを特定し、効果的な教育方法を開発します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2021-178883 |
出願日 | 2021/11/01 |
発明の名称 | アンカリングの個人特性推定装置 |
出願人/権利者 | 学校法人 工学院大学 |
公開番号 | 特開2023-067 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、アンカリング効果に関する認知バイアスの特性を高精度に予測するための優れた技術を提供しています。同一の試行を繰り返すことなく、複数の推定モデルを用いることで個人特性を明確にする点が非常に優れています。心理学研究やマーケティングなど、幅広い分野での応用が期待されます。