【国立大学法人九州工業大学】高精度弾性体位置検知力学量センサ
【国立大学法人九州工業大学】
高精度弾性体位置検知力学量センサ
弾性体の位置と加えられた力の大きさを高精度に検出する新技術。電気伝導体の電気抵抗特性変化を利用し、機械学習による解析で正確な位置情報を提供。ロボットや力学量センシングに革新をもたらします。
本発明は、力が与えられている弾性体の位置を検知可能な力学量センサおよびそれを有するロボット並びに力学量のセンシング方法に関するものです。特に、弾性変形する電気伝導体の電気抵抗特性の変化を検出し、力が加わった位置を正確に特定することが可能です(JPA 2023161341-000001)。
主な構成要素と機能
- 電気伝導体(11):
- 力が与えられて弾性変形することで電気抵抗特性が変化する素材。
- 入力電極:
- 電気伝導体に電圧を印加するための電極。
- 出力電極:
- 電圧が印加された状態の電気伝導体の異なる箇所からそれぞれ電気信号を取り出す電極。
- 演算部(13):
- 出力電極から取り出された複数の電気信号を入力値として、機械学習により電気伝導体が力を受けて弾性変形している位置を導出する。
動作原理
この力学量センサは、電気伝導体に電圧を印加し、その異なる箇所から出力される電気信号を収集します。演算部は、収集された電気信号を基に、機械学習アルゴリズムを使用して、力が加わっている位置を特定します。これにより、弾性体の位置と加えられた力の大きさを正確に検知することができます。
利点
- 高精度:機械学習による解析により、力の加わった位置を高精度に特定。
- 多用途:ロボットやさまざまな力学量センシングシステムに応用可能。
- 柔軟性:弾性体の変形を検知するため、さまざまな形状や材料に対応。
AIによる特許活用案
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- 自動車産業での応用
ロボットアームやハンドに搭載し、力と位置の高精度検知を実現し、精密な作業をサポートします。
手術用ロボットやリハビリ機器に応用し、患者への負担を軽減しながら精密な操作を可能にします。
自動車のセンサシステムに導入し、衝撃や圧力の高精度な検知を実現します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-071679 |
出願日 | 2022/04/25 |
発明の名称 | 力学量センサ及びそれを有するロボット並びに力学量のセンシング方法及び力学量センサの製造方法 |
出願人/権利者 | 国立大学法人九州工業大学 |
公開番号 | 特開2023-161 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、力学量センサとしての性能を飛躍的に向上させる技術を提供しており、特に機械学習を利用した位置検知の精度が非常に高い点が優れています。ロボット工学や精密機器の分野での応用が期待される革新的な技術です。