国立研究開発法人情報通信研究機構
革新的な量子光学装置、過去の限界を打破

国立研究開発法人情報通信研究機構
革新的な量子光学装置、過去の限界を打破
この技術は、レーザと原子との相互作用を利用して安定した標準時計や原子コンパス、原子ジャイロなどを生成する量子光学装置に対してフラッシュ加熱を行うことで、効率的な加熱と冷却を実現します。ヒータ線の配置は、加熱部における抵抗を高く設定し、より高密度に設定されます。これにより、瞬間的な加熱量を高め、装置のパフォーマンスを向上させます。装置内部のガス状のアルカリ金属元素は、緩衝ガスとなる不活性な希ガス類とともに充填され、光と原子との相互二渉によってCPT現象が生じます。この革新的な設計により、高感度検知が可能となります。
つまりは、本特許は、ガスを封入密閉した量子光学装置において、高密度に発熱するヒータ線を配置し、瞬間的な加熱量を高める技術を提供します。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 計測器製造業宇宙開発通信業
- 製品開発の高速化
- 宇宙開発への応用
- 通信業界への応用
この技術は、製品開発の期間を短縮し、市場投入までの時間を劇的に短縮することが可能になります。高密度に配置されたヒータ線により、瞬時に高温にすることが可能となり、試作品のテスト時間を大幅に短縮します。
この技術は、宇宙開発における精密な時間計測や方向計測に必要な高感度な原子時計や原子コンパスの製造に応用することが可能です。これにより、より正確な位置情報や時間情報を取得し、宇宙探査の精度を向上させることができます。
高感度な原子時計は、通信ネットワークの同期など、通信業界での重要な役割を果たします。この技術を利用して製造された原子時計は、その精度と信頼性をさらに向上させることができ、通信の品質を向上させます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2019-012160 |
発明の名称 | 量子光学装置 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
公開番号 | 特開2020-120069 |
登録番号 | 特許第0007319623号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
準備中です