【国立大学法人九州工業大学】高精度な非接触脈拍推定装置
【国立大学法人九州工業大学】
高精度な非接触脈拍推定装置
サーマルカメラを使用して、非接触で高精度な脈拍推定を実現する新技術。複数の脈波信号を周波数解析し、最大振幅を持つ周波数成分を脈拍として決定。医療やフィットネス、セキュリティに革命をもたらします。
本発明は、サーマルカメラにより取得した映像データから脈拍を推定する非接触脈拍推定装置に関するものです。従来の方法よりも高精度に脈拍を推定することを目的としています。
主な構成要素と機能
- サーマルカメラ:
- サーマルカメラを用いて対象者の映像データを取得します。このデータには対象者の表面温度変動が含まれています。
- 周波数解析部:
- 取得した映像データから複数の脈波信号を抽出し、これらの信号に対して周波数解析を行います。
- 脈拍成分決定部:
- 周波数解析部が出力した周波数成分の中から、脈拍周波数範囲における最大の振幅を持つ周波数成分を脈拍成分として決定します。
動作原理
本装置は、サーマルカメラで取得した映像データを基に複数の脈波信号を抽出し、これらの信号に周波数解析を行います。周波数解析により得られた周波数成分の中から、脈拍周波数範囲で最大の振幅を持つ周波数成分を脈拍成分として特定します。これにより、非接触でありながら高精度な脈拍推定が可能となります。
利点
- 非接触で高精度:サーマルカメラを使用することで、非接触でありながら高精度な脈拍測定が可能。
- 多用途な応用:医療やフィットネス、セキュリティ分野など、幅広い分野で利用可能。
- 簡便な操作:サーマルカメラを設置するだけで、脈拍を正確に測定。
AIによる特許活用案
おすすめ医療機器フィットネスセキュリティ
- 医療機器での応用
- フィットネストラッカー
- セキュリティシステム
医療機器にこの技術を組み込み、患者の脈拍を非接触でモニタリングし、診断と治療の精度を向上させます。
フィットネスデバイスにこの技術を導入し、運動中の脈拍をリアルタイムで測定し、トレーニングの効果を最大化します。
セキュリティシステムにおいて、非接触で脈拍を測定することで、身体の健康状態や異常を迅速に検知します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-035911 |
出願日 | 2022/03/09 |
発明の名称 | 非接触脈拍推定装置、非接触脈拍推定方法及びプログラム |
出願人/権利者 | 国立大学法人九州工業大学 |
公開番号 | 特開2023-131 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、サーマルカメラを用いて高精度な非接触脈拍推定を実現する優れた技術を提供しています。複数の脈波信号を周波数解析し、最大振幅を持つ周波数成分を脈拍として決定する方法は、従来の手法よりも精度が高く、信頼性があります。医療分野やフィットネス、セキュリティなどでの広範な応用が期待されます。